ナイス!シニア
40代からの医療情報…現役看護師が監修

ダーモスコピー検査でメラノーマかどうかを診断

ほくろやしみのようなものが色や形、大きさを変化させながら進むのがメラノーマの症状。転移しやすいのが特徴で、早期発見・早期治療が肝心です。そんなメラノーマを検査するのが「ダーモスコピー検査」。ダーモスコピーはいったい何を調べるものなのでしょうか?



スポンサーリンク
ダーモスコピー検査でメラノーマかを診断


スポンサーリンク

メラノーマは足の裏に発生しやすい

メラノーマの推計患者数は4千人ほど。年代でいえば70代がもっとも多く、50代から増える傾向にあります。男女比はほぼ半々です。

メラノーマのおもな症状は、ほくろやしみのようなものができ、その色や大きさ、形や硬さが変化していきます。そして、増殖スピードの速さと転移しやすさが最大の特徴。このためメラノーマは早期発見・早期治療が肝心です。

発生場所としては、日本人の場合はもっとも多いのが足の裏。次いで、手の平が多いといわれます。ただし全身のどこにでもできる可能性があり、口の粘膜にできる場合もあるのです。

ダーモスコピー検査でメラノーマを見分ける


スポンサーリンク

ダーモスコピーで皮膚表面を調べる

メラノーマの検査としては、ダーモスコピーがよく知られています。ダーモスコピー検査は、拡大鏡によって皮膚表面の状態を調べるもの。これで足の裏や手の平を見ると、皮膚表面の縞模様が見えるのです。

このとき、縞模様の山部分に色素沈着が強いとメラノーマ、谷部分に色素沈着が強いと良性のほくろの可能性が高くなります。病院を受診するときには、ダーモスコピー検査が受けられる施設を選びましょう。

この検査でメラノーマが疑われると、今度はセンチネルリンパ節生検という検査。センチネルリンパ節とは、がんが最初に転移するリンパ節のことです。ここにがんがあれば、メラノーマはⅢ期以上と診断されます。

実際のダーモスコピー検査については、下記サイトを参考にするとよいでしょう。

皮膚の腫瘍やホクロなどの色素病変をみる時に、ダーモスコープと呼ばれる特殊な拡大鏡にゼリーをつけ、詳細に観察する検査です。ほくろの癌といわれるメラノーマか、普通のホクロかどうかを判断したり、どのような皮膚の腫瘍なのかを診断したりするときに有用な情報が得られます。

引用:東京女子医科大学東医療センター

ダーモスコピーでメラノーマ検査


スポンサーリンク

ダーモスコピー検査は保険適用

とはいえ実際に皮膚科に訪れる多くの場合は、ほくろやしみであることがほとんど。メラノーマは10万人に1~2人という確率なのです。

しかもダーモスコピー検査には保険が適用されます。自己負担額はわずかに数百円程度。ほくろやしみが気になるなら、ダーモスコピー検査を受けてしまったほうが早いかもしれません。

ただし、皮膚科であってもダーモスコピー検査を行っていない場合もあります。受診するときにはあらかじめ検査ができるかを確認してからがよいでしょう。

■「ダーモスコピー」おすすめ記事
ダーモスコピーで皮膚の山が黒いとメラノーマ

■「メラノーマ」おすすめ記事
死亡率が高い「メラノーマ」4つの症状とは?
悪性黒色腫のステージよる治療法の違いとは?
悪性黒色腫に画期的な新薬が登場していた!
足の裏のほくろがメラノーマ…実際の症状は?

■「ほくろと癌」おすすめ記事
ほくろは癌になる?ならない?本当はどっち?
「皮膚がん」と「ほくろ」の見分け方とは?

■「ほくろ」おすすめ記事
ほくろ毛を抜いてはいけない理由と大仏の関係

■「がん」おすすめ記事
大丈夫?「片側だけの鼻水」はがんの兆候!?
血便の原因が大腸がんか痔かを判別する方法

この記事をシェアする


あわせて読みたい記事



目次