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足の裏のほくろがメラノーマ…実際の症状は?

ほかのがんと比べても非常に転移しやすい「メラノーマ」から、私たちはどのように身を守ればよいのでしょうか? 足の裏のほくろだと思っていたものがじつはメラノーマだった患者の症状を見ながら、その特徴を見ていきましょう。9月25日放送『あのニュースで得する人損する人』で紹介されていました。



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足の裏のほくろがメラノーマ…実際の症状は?

足の裏のほくろがメラノーマの症例

メラノーマとは、悪性黒色腫という非常に悪性な皮膚がんの1つです。通常、がん細胞がメラニン色素を多量に産生する場合が多いため、黒い色になることが多いもの。このため、黒色腫と呼ばれています。

しかし、メラニン色素の産生程度により、茶色の場合もあるので要注意。極めてまれに、メラニンをほとんど産生しないメラノーマがあり、淡い赤色だったり色が変わらないものもあるのです。

メラノーマはがんの中で転移の頻度が高く、死亡率が高いことで知られています。そんなメラノーマから身を守るために、実際の症例を見ながらその特徴を確認しておきましょう。足の裏にできたほくろだと思っていたものが、じつはメラノーマだったのです。

メラノーマの症状

足の裏のほくろが12mmに成長

40代の女性が最初に異変に気づいたのは2012年11月。当時、中学生だった長男が家で習字の練習をしているときのことでした。子どもが左足のかかとのあたりに、2mmほどのほくろのようなものを発見したのです。

これこそがメラノーマの特徴の1つ「発見しづらい場所にできる」です。メラノーマは、悪性黒色腫とも呼ばれる皮膚がん。墨汁が付いたと思いティッシュで拭いても取れません。痛みはまったくなく、かゆみも凹凸もなかったとか。シミのことはすぐに忘れてしまいました。

シミを放置して1年8か月が経過した2014年7月、久しぶりに実家に帰ったときのことです。母親から「そんなところにほくろがあったの?」と指摘されます。見ると足の裏に大きなシミができていました。

これがメラノーマの2つめの特徴「短期間で大きくなる」です。たった2mmほどだったシミが12mmくらいまで成長。10円玉くらいの大きさになっていました。2年足らずで6倍近くも大きくなっていたのです。

ほくろとメラノーマの見分け方


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足の裏のほくろはメラノーマだった

母親から強く促されたこともあり、重い腰を上げて病院へ向かいました。そして、医師による足の裏のほくろの診断は「メラノーマ」でした。

実際の患部の写真を見てみると、中心の黒いシミを取り囲むように、薄いシミのようなものが周りを囲っています。素人目にはほくろかシミにしか見えません。

メラノーマの3つめの特徴は「直径7mmを超えていたら転移の可能性大」ということ。じつは直径7mmがメラノーマが転移しているかどうかの目安です。この女性のメラノーマは直径12mmです。ただちに緊急手術が行われました。

足の裏のほくろがメラノーマだった症例

足の裏のほくろサイズで転移する理由

足の裏のほくろのようなたった7mmの大きさでも、メラノーマは転移している可能性が大。その理由は、人間の皮膚の「表皮・真皮・皮下組織」という三層構造にあります。まずメラノーマ、皮膚の表面を覆う表皮という部分におきるものです。

表皮に発生したメラノーマは、表面に広がっていくと同時に皮膚の奥にも成長。表皮の下には、血管やリンパが通っている真皮があります。メラノーマが真皮に達してしまうと、リンパや血管を通じて全身に転移する危険があるのです。その目安が7mmとなっています。

そして、メラノーマの4つめの特徴は「抗がん剤が効かない」ことです。この女性は4時間にも及ぶ足の裏の手術は無事に成功。直径は危険な大きさだったものの、深さは0.8mmだったため。転移の目安である深さ1mmまで達していませんでした。この女性は5年間、定期的に検査をして経過を観察する予定です。

人間の皮膚の三層構造


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足の裏のほくろを見分ける方法

足の裏のほくろとメラノーマを、簡単に見分ける方法は「左右対称」かどうかです。ある線を引いて左右対称になるのがほくろ。メラノーマの場合は悪性の細胞があちこちで増殖しているため、対称性がなくデタラメなのです。

また、誰が見てもわかるほくろの見分け方が「毛」が生えているかどうか。毛の生えたほくろは良性です。毛があるということは、その毛の細胞を壊さずにほくろが増殖しているということ。メラノーマの場合は、細胞を蹴散らして増殖するので毛がなくなってしまうのです。

もう1つ、ほくろの見分け方として「成人以降にできたものが大きくなる」というもの。ほくろはふくれることはあっても、広がることはありません。広がってきたら、それはメラノーマの可能性を考えましょう。

足の裏のほくろを見分ける検査

足の裏のほくろが肉眼ではメラノーマと見分けがつかないときに、皮膚科で受診するのがダーモスコピー検査です。特殊な拡大鏡なので痛みもなく瞬時に、メラノーマかどうかを判断できます。

拡大鏡で足の裏や手の平を見ると、皮膚表面の縞模様が見えるのです。このとき、縞模様の山に色素沈着が強いとメラノーマ、谷に色素沈着が強いと良性のほくろの可能性が高くなります。

この検査には保険が適用されるので、自己負担額は数百円程度。ただし、ダーモスコピー検査を行っていない皮膚科もあるので、あらかじめ検査ができるかを確認してから受診するとよいでしょう。

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