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死亡率が高い「メラノーマ」4つの症状とは?

ある日ふいに発見するほくろのようなものが、じつは悪性の皮膚がんのケースがあります。その名も「メラノーマ」です。皮膚がんは目に見えるので早期発見が可能なものの一方で、なかでもメラノーマは死亡率が高いことが特徴。さっそく、メラノーマの4つの症状を見ていきましょう。9月25日放送『あのニュースで得する人損する人』で紹介されていました。



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死亡率が高い「メラノーマ」4つの症状とは?

メラノーマの症状がおきる場所

2012年、日本でメラノーマと診断された患者数は1,400人。メラノーマは、悪性黒色腫とも呼ばれる皮膚がんです。ところが、同じ年にメラノーマで死亡した患者はなんと700人。単純計算で死亡率5割とはなりませんが、高い死亡率であることは確かでしょう。

死亡率が高い原因に、メラノーマはがんの中で転移の頻度が高いことが挙げられます。胃がんや肺がんなどは早期発見して小さいうちであれば、まず転移することはありません。ところがメラノーマは、小さくでも転移していることがあるのです。これがメラノーマが恐れられている理由です。

メラノーマはほかのがんに比べて転移しやすいのでしょうか? じつは人間の皮膚は「表皮・真皮・皮下組織」の三層構造をしています。そして、メラノーマの症状は、皮膚の表面を覆う表皮という部分におきるのです。その下に、血管やリンパが通っている真皮があります。

表皮に発生したメラノーマは、表面に広がっていくと同時に皮膚の奥にも成長。たとえ表面だけだと思っていても、じつは皮膚の奥へと達してる可能性があります。そして、それが真皮に達するとリンパや血管を通じて、全身に転移する危険があるのです。

人間の皮膚の三層構造

メラノーマの代表的な4つの症状とは

そんなメラノーマをよく知るために、その代表的な4つの症状を詳しく見ていきましょう。

メラノーマの1つめの症状は、発見しづらい場所にできることです。メラノーマが手足に発症しやすいのが日本人。とくに足の裏に発症しやすいといわれています。

メラノーマの2つめの症状は、短期間で大きくなることです。普通のホクロやシミではありえない早さで成長します。

メラノーマの3つめの症状は、直径7mmを超えていたら要注意ということ。専門家によれば「7mm」くらいが転移の目安になります。いずれにしても、できるだけ早期に取ることが重要なのです。

メラノーマの4つめの症状は、抗がん剤がほとんど効かないことです。じつはメラノーマは抗がん剤が効きづらい特殊ながんです。そのため、メラノーマがほかの臓器に転移すると通常の抗がん剤治療はほとんど効果がありません。

そんななか、2014年7月にメラノーマに効果が期待できる新薬の製造・販売が承認されました。それが「オプジーボ」。年内には流通が始まる見通しですが、いずれにしても大切なのは早期発見・早期治療です。

メラノーマの症状


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メラノーマの症状とほくろの見分け方

それでは、メラノーマの症状とただのほくろやシミをどうやって見分ければよいのでしょう? じつは一見そっくりなほくろとメラノーマの症状には、よく見れば3つの大きな違いがあるのです。

まずは「形」。普通のほくろは丸くて、境界が鮮明になっています。しかし、メラノーマはいびつです。左右対称でなかったり、周りがギザギザしています。

2つめは「色」。ほくろは色にムラがなくて均一です。しかし、メラノーマは色の染み出しがあったり濃淡があります。

そしてもっとも重要なのは3つめの「短期間で大きくなる」こと。メラノーマが急激に大きくなり、とくに7mmを超えると要注意です。最初は小さかったのに、数か月で2倍も3倍も大きくなるという症状は、普通のほくろだとありえません。大きくなった気がするというだけでも病院に行ったほうがよいでしょう。

メラノーマの症状の見分け方

メラノーマの症状の簡単な見分け方

もっと簡単なメラノーマの症状の見分け方として、毛が生えているかどうか…というものがあります。毛の生えたほくろは良性の証拠です。

毛が存在するということは、その毛の細胞を壊れていないということ。メラノーマの悪性の細胞が増えたときには、細胞を蹴散らして増殖するので毛がなくなってしまうのです。

もう1つ、メラノーマの症状の簡単な見分け方に、成人以降にできたものが大きくなる…というものもあります。ほくろの場合、ふくれることはあってもどんどん広がることはありません。広がってきたら、それはがんと考えてください。

メラノーマの症状の見分け方


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メラノーマの症状を見分ける診断

メラノーマの症状とほくろが肉眼で見分けがつかないときに、皮膚科で使用されるのが「ダーモスコープ」という機器です。特殊な拡大鏡なので痛みもなく瞬時に、悪性かどうか判断できます。

ダーモスコープで見たとき、メラノーマとほくろとで大きく違うのは黒くなる部分です。通常のほくろは皮膚表面の溝部分が黒くなっていますが、メラノーマは溝ではなく山の部分が黒くなります。皮膚表面の溝側が黒ければほくろ、山側が黒ければメラノーマと判断できるのです。

この診断には保険が適用されるので、自己負担額は数百円程度で済みます。ただし、ダーモスコープ検査を行っていない皮膚科もあるので、あらかじめ確認してから受診するとよいでしょう。

メラノーマの症状とがんのステージ

なお、この検査でメラノーマが疑われると、今度はセンチネルリンパ節生検という検査を受けることになります。センチネルリンパ節とは、がんが最初に転移するリンパ節のこと。ここにがんがあれば、メラノーマはステージⅢ期以上と診断されます。

メラノーマの症状として、深さが1ミリ以下ならステージⅠ期の早期がん、それ以上厚いとステージⅡ期の軽症がんとなります。いずれも転移がないことが前提条件です。

メラノーマの発生部位にもっとも近いリンパ節などに転移の症状があればステージⅢ期の中期がんになります。そして、それ以上に転移している症状であればステージⅣ期の進行がんとなるのです。


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メラノーマ治療薬のオプジーボとは

メラノーマの治療は基本的には手術が中心です。手術では、再発を予防するためにメラノーマより1~2cmほど大きく皮膚を切除。早期のメラノーマであれば、5年生存率は95%以上です。

しかし、メラノーマは進行が早いことで知られています。リンパ節に転移した場合は、手術でリンパ節をその周囲を大きく切除。さらに進行して、肺や肝臓などほかの部位に転移すると薬物療法が中心になります。

そして、2014年に登場したのが免疫治療薬のオプジーボです。私たちの免疫細胞には、正常細胞まで過剰に攻撃しないようにブレーキが付いているもの。ところがメラノーマのがん細胞は、このブレーキを押して攻撃を止めさせて増殖します。

メラノーマ治療に使われるオプジーボとは、免疫細胞のブレーキにカバーをして、がん細胞がブレーキを押せなくする薬。その結果、免疫細胞ががん細胞を攻撃できるようになってメラノーマ増殖を抑えるわけです。

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