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舌下(ぜっか)免疫療法は8割の人に効果がある

「舌下免疫療法(ぜっかめんえきりょうほう)」は、スギ花粉症の人がスギ花粉の成分を舌の下に含むことで、体質を改善させる治療法です。2014年10月に舌下免疫療法薬シダトレンが発売。保険適用されています。そして、舌下免疫療法は8割の人に効果があるのです。



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舌下(ぜっか)免疫療法は8割の人に効果がある


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舌下免疫療法の治療で2割が治る

舌下免疫療法の効果としては、治療をした人のうち2割が治り、3割が花粉症の薬の使用が激減。3割が症状が以前より楽になっています。ただし、1割には効果が出ていません。

スギ花粉に続き、ダニのアレルギー性鼻炎の舌下免疫療法薬が2種類、2015年11~12月に相次いで発売されました。ダニの薬は錠剤タイプです。ただし、スギ花粉とダニの舌下免疫療法薬を同時期に飲むことは推奨されていません。

舌下免疫療法では口のなかが腫れたり、かゆくなったりする副作用がおきることがあります。とはいえ副作用の多くは軽度で、持続時間も短いケースがほとんど。舌下免疫療法の治療をさらに続けていくと、次第に出現しないようになります。


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舌下免疫療法は薬物療法ではない

2015年に発行された鼻アレルギー診療ガイドラインでは、免疫療法は「効果が認められている」と記載。日本のスギ花粉症についてはおよそ70%の有効率とされています。対象となる患者は重症度によらず、すべてという位置づけです。

一方で、舌下免疫療法で激しい全身症状「アナフィラキシー」の報告が海外でごくまれにあります。舌下免疫療法は薬物療法ではなく、アレルギーの原因物質を服用です。

このため、舌下免疫療法で副反応が出ることは当然といえば当然。このため、安全性をフォローしていける医療機関でする治療法ということを理解する必要があるでしょう。

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