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睡眠負債を解消するなら週末「泥のように眠る」

睡眠負債とは、日々のわずかな睡眠不足が借金のように積み重なり、生活や仕事の質が低下。悪化するとうつやがん、認知症などにもつながる危険性があります。そんな睡眠負債を解消するには、週末に寝だめでない方法で泥のように眠ることが有効です。『世界一受けたい授業』で紹介されていました。



睡眠負債を解消するなら週末「泥のように眠る」


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睡眠負債を日本人の4割が抱える

日本人の4割が抱えている深刻な問題が「睡眠負債」です。日本人の平均睡眠時間は6.5時間。ただし、6時間未満という人が4割も存在しています。つまり、知らないうちに睡眠負債を抱えてしまっている人が多数存在しているのです。

アメリカのペンシルベニア大学の研究チームが、睡眠負債で脳の働きがどれだけ落ちるかを検証した実験があります。実験対象は、6時間睡眠を2週間続けるグループと、2晩徹夜するグループ。その注意力や集中力の変化を調べました。

すると、2晩徹夜するグループは想定したとおり、脳の働きが急激に低下。一方の6時間睡眠のグループは、初めの数日は脳の働きに変化がありませんでした。しかし、脳の働きは徐々に低下していったのです。


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睡眠負債の解消に泥のように眠る

そして2週間後には、2晩徹夜したグループと同レベルにまで脳の働きが落ちてしまいました。すなわち、6時間睡眠を2週間続けた脳は、2晩徹夜したときの脳とほぼ同じ状態ということです。しかも、脳の働きの低下を自覚していませんでした。

理想的な睡眠時間は7時間半。しかし、忙しい現代人が睡眠時間を増やすのは至難の業です。そこで、睡眠負債の解消には週末に泥のように眠ることが大切。ただし、週末の寝だめは、日常生活のリズムを崩してしまうため逆効果です。

週末の夜にいかに泥のようによく眠るかが睡眠負債を補うポイント。そのためには、昼間に十分に脳を活性化させることが重要です。そこでおすすめはデート。人の脳が活発に働くのはコミュニケーションをとっているときだからです。

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