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糖質制限の危険にシニア男性が遭遇した理由とは

神奈川県に住むシニア男性は、2年ほど前に体重と血糖値が気になって糖質制限に挑戦しました。1か月もしないうちに体重も血糖値も下がっていった男性。しかし、1か月ほどすると筋力が低下して、糖質制限で身の危険を感じたのです。『ガッテン』で紹介されていました。



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糖質制限の危険にシニア男性が遭遇した理由とは


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糖質制限の危険の兆しが現れ始める

体重も減らせて血糖値も落ちると聞き、糖質制限に飛びついたシニア男性。本で読んだ情報を元に糖質制限を開始します。凝り性の男性は肉や野菜は普通に食べますが、炭水化物はなるべく摂らないように心がけました。

ダイエットを始めてから1か月もしないうちに、体重は3㎏も減少。血糖値を示す値も簡単に下がりました。それまで下がらなかった体重や血糖値が落ちたので、これはすごいと糖質制限に夢中になっていきます。

すると、糖質制限の危険の兆しが現れ始めます。糖質制限を始めて1か月ほどしたころから、ボーっとする感覚を覚えるようになりました。脳細胞が機能していないような、頭がボーっとした疲れやすい感じだったといいます。


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糖質制限の危険は摂取カロリー不足

さらに男性を襲ったのは筋力の低下。階段を上るのがきつくなり、ふらつきを感じるようになりました。血液検査でもそれが現れていました。筋肉量の指標となる数値が2割近くも落ちていたのです。

日本人の平均摂取カロリーは2,000kcal。その内訳をみてみると、タンパク質15%、脂質25%、そして糖質が60%となっています。じつは私たちはエネルギーのほとんどを炭水化物や糖などの糖質から摂っているのです。

糖質は摂取カロリーの多くを占めるため、糖質制限を厳密に行ってしまうと、総摂取カロリーが不足します。摂取カロリーが不足すると、自分の筋肉を削ってエネルギーを補給。筋力低下することこそが糖質制限の危険なのです。

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