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糖質制限の危険性がわかるアメリカの実験とは?

糖質制限は多くの成功者を出しているダイエット法ですが、誰にでも効果があるわけではありません。街頭インタビューでは「糖質制限ダイエットでフラフラしたときがあって、ドクターストップで危険だからやめた」という女性がいました。『ガッテン』で紹介されていました。



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糖質制限の危険性がわかるアメリカの実験とは?


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糖質制限の危険性に関する実験

糖質制限の危険を訴える人は、ほかにもいます。61歳の男性は足腰の筋力が落ちて立ち上がるのもつらい状態になったとか。45歳の女性は、体が鉛のように重くなって、朝ベッドから起き上がれないほどだったといいます。19歳の女性はめまいや体力低下を感じて耳が聞こえにくくなったと話していました。

じつは、糖質制限の危険性に関する驚きの実験があります。実験が行われたのは1944年。アメリカミネソタ州で、兵士がどのくらいの栄養状態で戦えるのか、その検証が目的でした。

実験を指揮したのはアンセル・キーズ博士。当時のアメリカを代表する生理学者です。食事を減らすと体にどんな変化が生じるのか、それを調べるのが実験の目的。実験に参加したのは自ら志願した36人の健康な若者です。


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糖質制限の危険性はカロリー不足

キーズ博士は、彼らの食事を1日2回に減らすという実験を6か月間敢行。実験の期間中、ふだんの生活に加えて上り坂に設定した機器でウォーキングするなど、定期的な運動を取り入れていました。

さらに、彼らの健康状態や体形の変化などを細かく記録しました。1日2食にして体を鍛えた結果、なんと心臓が小さくなっていたのです。実際におきたことは心臓が小さくなったことだけではありません。ガリガリにやせ細ったのです。

1日2食にした彼らの摂取カロリーはそれまでの食事の45%カットにあたります。どんなに健康的な生活をしても摂取カロリー自体が足りなければ不健康になるということです。

糖質制限の危険性も同様。糖質だけを制限することで結果的に、摂取カロリー自体が不足すると、不健康になってしまうのです。

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