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回復するのはレアケース「腎不全」の治療法

腎臓の大きな役割は、体の害となる老廃物を尿として排泄することです。しかし「腎不全」になるとそれができなくなってしまいます。一度悪くなってしまうと、腎臓の機能は回復しません。どのような治療方法があるのでしょう? 4月20日放送『駆け込みドクター!』の「知らないとコワイ腎臓」で紹介されていました。



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腎不全の治療方法は、「血液透析」か「腎移植」です。45年前は301人だった透析患者の数は現在、30万人を超えています。およそ「1千倍」です。

血液透析とはいわゆる「人工透析」。血液中の老廃物を透析器で除去します。透析器が腎臓に変わって血液をろ過しているのです。このため、透析を受けている人はほとんどトイレで排尿しません。1日に摂取できる水分量も、わずか300mlに制限されているのです。

さらに食事制限もあります。レタスやほうれん草などの葉野菜やバナナなどの果物はカリウムが多いため、不整脈や心停止を起こす危険があるため控えなければなりません。血液透析にかかる時間は1日4時間以上。週3日の合計12時間が一般的です。

腎不全の治療方法のもう1つが「腎移植」。病気で働きを失った腎臓の代わりに、ほかの人の腎臓を移植する治療法です。手術のリスクを減らすために元の腎臓を残したまま、新しい腎臓を移植します。現在では、移植も非常に安全に手術できるようになっており、生命をかけて…というよりは生活の質を高めるために移植する人のほうが多いといいます。

腎移植は「生態腎移植」と「献腎移植」の2つに分かれます。2012年の移植例を見てみると、生態腎移植の1,417例に比べて、献腎移植は193例と少ないのが現状です。献腎移植を待っている人は、2014年3月時点で12,000人を超えています。待っている人に比べて、非常に少ない人しか移植が受けられません。

日本の移植希望者の平均待機期間は、成人で「17年」です。海外では「5年」ほどで移植できるといいます。世界の臓器提供者数を比べると、人口100万人あたりの提供者数は日本が「0.9人」です。スペインの「34.8人」やアメリカの「26.0人」よりも圧倒的に少ないだけでなく、韓国の「8.4人」や台湾の「5.8人」などアジアの国々と比べても極端に少ないのでした。

一方の生体移植は、臓器移植法によって親族でなければならない定め。6浸透以内の血族および3親等以内の姻族とされています。なかなか移植を受けられないのが現状なのです。

■4月20日放送『駆け込みドクター!』
【知らないとコワイ腎臓】

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