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焦げを食べると「がん」になる…はウソだった

焦げを食べるとがんになる…という話を聞いたことがあるはず。これはホントなのでしょうか? じつはこれ「ウソ」なのです。3月30日放送『駆け込みドクター!』の「2人に1人がかかる病がんを知ろうSP」で紹介されていました。



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焼き魚や焼き肉の焦げを残す行為は、ほとんど意味がありません。とはいえ魚や肉の焦げ自体には、発がん物質はあります。しかし、多少の量でがんになるリスクはほとんどないのです。極端にいえば、どんぶり1杯分の焦げを毎日食べ続けない限り、ほぼ問題ありません。

実際、5年前に内閣府が行った「がんを防ぐために日常的に何をしているか」というアンケート調査では、1位が「焦げを避ける」でした。焦げの中にごく少量ではありますが、発がん物質が見つかったことがあまりにセンセーショナルだったがために、多くの日本人の常識として浸透してしまったようです。

それでも、どうしても気になるという人は「大根おろし」と一緒に食べるとよいでしょう。大根おろしの辛み成分に、その発がん物質を少なくさせる物質があることが報告されています。伝統的に焼き魚と大根おろしを一緒に食べるのには、じつは深い意味があったのかもしれません。

■3月30日放送『駆け込みドクター!』
【2人に1人がかかる病がんを知ろうSP】
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