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インフルエンザ予防に水を飲むのが効果的な理由

ウイルスを粘液ごと体外へ運ぶ役割を果たしてくれる「線毛細胞」は、鼻やのどの粘膜に存在。その活動が活発なほど、インフルエンザが予防できるのです。それでは、どうすれば線毛細胞を活発にしてインフルエンザ予防ができるのでしょう? 『ためしてガッテン』で紹介されていました。



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インフルエンザ予防に水を飲むのが効果的な理由


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インフルエンザ予防の実験開始

インフルエンザ予防の実験の舞台は、湿度と温度を自由に設定できる特別な部屋。今回の湿度は15%です。湿度が15%ということは、塗れたハンカチが3分で乾いてしまうレベルになります。

それでは実験開始。参加者には「習字」をやってもらいます。3人の参加者には「無病息災」、別の3人には「明鏡止水」と書いてもらいました。じつは、彼らの行動の中に線毛を元気にするスゴ技が隠されているのです。

そして合計2時間、ひたすら習字を書き続けてもらいました。参加者は口々に「全体的に乾燥している」「のどと鼻は乾燥している」とコメント。ここで線毛の元気さを調べるために、サッカリンを鼻の粘膜に付着させます。これを甘いと感じるまでの時間を計測するのです。


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インフルエンザ予防に水を飲む

インフルエンザ予防の実験で、最初に甘さを感じた3人は、いずれも「明鏡止水」と書いたチーム。平均で「6分26秒」でした。

一方の「無病息災」を書いたチームははるかに時間がかかって平均で「17分31秒」。いったいどこに違いがあったのでしょう? ちなみに、実験前の計測ではそれぞれ「8分22秒」と「8分16秒」と、ほとんど差はありませんでした。

じつは、明鏡止水チームは1枚書き上げるたびに、コップで水を飲んでいたのです。これは「口を潤す」のではなく「飲む」ことが重要。線毛細胞が活性化して、インフルエンザが予防できるのです。

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