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好酸球性副鼻腔炎が難病として助成対象になった

副鼻腔炎は鼻の奥に膿みがたまって、鼻づまりや嗅覚障害につながる病気です。そんな副鼻腔炎に、粘り気が強い膿みが出て治りにくい「好酸球性副鼻腔炎」が広がっています。中等症以上は難病として助成の対象になりました。好酸球性副鼻腔炎の症状を詳しく見ていきましょう。



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好酸球性副鼻腔炎が難病として助成対象になった

好酸球性副鼻腔炎は成人が発症する

20代からひどい鼻づまりに悩まされてきたシニア男性。とくに就寝時は呼吸が苦しくなって寝付けず、睡眠不足になることもしばしばです。それが1年ほど前、肺炎を患って近くの医療機関に入院した際、血液検査で白血球の一種である好酸球が多いことが判明しました。

鼻づまりとの関わりが気になった男性は大学病院を受診。すると、鼻づまりの原因が好酸球性副鼻腔炎であることがわかったのです。

鼻腔の周りには、上顎洞など鼻の奥でつながる左右4対の副鼻腔と呼ばれる空洞があります。好酸球性副鼻腔炎は副鼻腔の粘膜が炎症をおこし、患部周辺に好酸球がたまる状態になる病気です。

好酸球性副鼻腔炎を発症するのはほとんどが成人で、再発を繰り返しやすい特徴があります。国内の患者は約2万人とされ、厚生労働省は2015年7月、中等症以上を難病として医療費の助成対象にしました。

好酸球性副鼻腔炎がおこる場所

好酸球性副鼻腔炎の治療は内視鏡手術

好酸球性副鼻腔炎は、副鼻腔に粘り気が強い膿みがたまったり、鼻ポリープと呼ばれる粘膜の腫れができたりして鼻づまりや嗅覚障害をおこします。

これまで国内では、好中球という別の白血球が鼻粘膜に多くなるタイプが主流とされてきました。好中球タイプは抗菌薬が有効ですが、好酸球の場合は抗菌薬では膿みをなくす効果はありません。

好酸球性副鼻腔炎の治療は、内視鏡手術で鼻ポリープをとるなどして通気性をよくし、ステロイド剤を飲んで炎症を抑える方法が一般的。霧状のステロイド剤を口から吸って鼻から出すと、副鼻腔の奥にある部分に薬が届きやすいことを実験でわかっています。300人以上の患者がこの方法を自宅で使っており、再発を防ぐ効果が上がっています。


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好酸球性副鼻腔炎は臭覚傷害を訴える

好酸球性副鼻腔炎という病名は、血液中の白血球の一種である好酸球が活性化して、副鼻空に炎症がおこることから名付けられたもの。また、中高年や喫煙者に多いという傾向もあります。再発性が高いため、治療が長引くことも特徴です。

従来までの副鼻腔炎と比べると、好酸球性副鼻腔炎では鼻水や鼻づまりなどの症状は軽め。圧倒的に、臭いを感じにくくなる臭覚障害を訴えるケースが多いことが特徴です。

なお、好酸球性副鼻腔炎はアスピリン喘息を合併するケースも多く見られます。アスピリン喘息とは、アスピリンや非ステロイド性抗炎症薬などで誘発される喘息発作のことです。

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