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異常ナシでも胃が痛い「機能性ディスペプシア」

検査で異常は見つからないのに胃もたれや胃痛が続く…そんな症状を「機能性ディスペプシア」と呼びます。2013年に治療薬が公的医療保険の適用になり、2014年は学会が診療指針を公表。薬や生活習慣を見直すことで改善できる病気です。その症状などを詳しく見ていきましょう。



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異常ナシでも胃が痛い「機能性ディスペプシア」

機能性ディスペプシアの症状とは?

機能性ディスペプシアの国際的な診断基準は「食後のつらい胃もたれ」「すぐに満腹になる」「みぞおち部分の痛み」「みぞおち部分が焼けるような感じがする」の4つの症状のうち1つ以上が、6か月以上前に始まって3か月間続く状態を指します。

こうした症状は、胃が十分に膨らまなかったり胃の働きが弱くて長く胃に食べ物が残っているといった「運動機能の異常」と、胃酸に対して敏感に反応するといった「感覚機能の異常」でおこるもの。原因は、ストレスや生活習慣の乱れから胃の働きを調節する自律神経のバランスが崩れることです。

これまでは病気と認識せずに我慢を続けてしまうケースや、病院でも「気のせい」や「慢性胃炎」と診断されたりすることが多い病気。この10年ほどで国内でも研究が進んできています。

機能性ディスペプシアの治療方法

日本消化器病学会などは、診断や治療法をまとめた診療指針を作成しました。指針によると、治療は生活習慣の改善と薬物治療が中心になります。

生活習慣の改善は、まず規則正しい生活を心がけて睡眠不足にならないようにすること。1日3回決まった時間に食事をし、夜食は避けるようにします。

薬物治療では、胃酸の分泌を抑える薬や胃の働きを活発にする薬が使われます。2013年5月には、胃の働きを活発にする新しいタイプの薬が公的医療保険の適用となりました。

ただし、治療の効果には個人差があるのが現状。どの治療も効果が出るまで少なくとも1か月はかかるもの。粘り強く続ける必要があり、自分の判断で薬をやめないようにしましょう。

これらの治療で改善しなければ、心療内科を勧められます。専門医のもとで自身の行動を振り返り、どんな行動を取ればよいのか考える認知行動療法や、言葉をイメージして緊張する場面でもリラックスできるようにする自律訓練法を受けるのが通常です。

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