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40代からの医療情報…現役看護師が監修

胃もたれの原因は神経性ではなく「悪循環」

これまで有効な治療法がなかった「慢性胃炎」や「神経性胃炎」に、新たな治療法が発見されました。実際にどのような症状なのかを見ていきましょう。3月12日『ためしてガッテン!』の「スカッ!胃の慢性不調」で紹介されていました。



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長引く胃の不調に苦しんでいる40代の女性。もともとお腹は丈夫だったといいます。本人いわく「学生時代はめっちゃ元気だった」とか。

大学を卒業して忙しく働いていたこの女性、ある時期からお弁当を食べると胃に不快感が…。「胃もたれ」「膨満感」という症状から、徐々に食が細くなっていきました。

しかも、胃薬を飲んでも一向によくなりません。そうするうちに症状が悪化。お菓子をつまんだ程度でもたれが一日中続き、「胃にするどい痛み」を感じるようになったのです。

原因は胃酸の出すぎではないかと思い、内視鏡検査を受診しました。ところが、胃の中はキズひとつなく健康そのもの。血液からがんの可能性まで徹底的に調べました。はっきりした原因が見つからないまま「精神的なもの」と診断されたのです。

じつは、これまで胃弱体質とされてきた病気に、新たに「機能性ディスペプシア」という病名が付きました。これまで「慢性胃炎」「神経性胃炎」としか診断できなかったものです。

そして、その治療に効果を発揮するのが新薬である「アコチアミド」。胃のふくらみや収縮の命令を伝達する「アセチルコリン」の働きを高めます。この女性もこの薬を飲み始めたところ症状が改善。悪かったときを100%とするなら「10~15%」しか悪くない状態まで回復したのです。

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