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水太りする原因は腸内細菌が肥満型だから!?

水を飲んでも太ってしまう「水太り」。じつはその原因は、腸内環境にあったことが判明しました。腸内細菌が痩せ型か肥満型かによって、水太りになるかならないかが決まるのです。『主治医が見つかる診療所』で紹介されていました。



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水太りする原因は腸内細菌


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腸内細菌に関する研究の世界的権威

腸には免疫細胞のおよそ6~7割が集中しているとか。免疫細胞はさまざまな病原菌やウイルスから体を守る大事な役割を担っています。その免疫力に大きく関係するのが、乳酸菌をはじめとする「腸内細菌」です。

腸内細菌に関する研究の世界的権威であるのが理化学研究所の辨野義己先生。40年間の研究生活で、59種類もの新たな細菌を発見しました。その功績は世界中の研究者に認められ、賞賛の意味を込めて「世界のベンノ」といわれているほどです。

そもそも腸には、どれくらいの数の細菌がいるのでしょう? 腸に存在している腸内細菌の数はなんと約1千兆個。合計で約1.5kgもの重さになるほど。腸の壁の菌をぜんぶかき取ってみると、重さは約1.5kgにもなるのです。


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水太りの原因は腸内細菌にあった

人間には、いくら食べても太らない人もいますし、水を飲むだけで太って水太りする人もいます。この違いはじつは腸内細菌。やせ型の腸内細菌もあれば、肥満型の腸内細菌もああるということです。

同じものを食べても、太りにくい人と太りやすい人がいるのは、腸内細菌が関係している可能性があります。アメリカで行われた、痩せ型の腸内細菌と肥満型の腸内細菌を比較した実験を紹介しましょう。

体に菌がいっさいいないマウスを使い、一方には痩せ型の腸内細菌、もう一方には肥満型の腸内細菌を腸の中に注入します。そして、同じ時間に同じ量のえさを一定期間与えて、どのような変化が見られるか実験しました。

すると、肥満型の腸内細菌を持つほうが体脂肪が47%も増加。一方の痩せ型は27%の増加でした。つまり、痩せ型の腸内細菌のほうが太りにくい…という結果だったのです。水太りの原因は腸内細菌にあったのでした。

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