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悪性黒色腫に画期的な新薬が登場していた!

皮膚がんの一種が「悪性黒色腫」。「メラノーマ」とも呼ばれ、皮膚がんの中でも増殖スピードが速いことや転移しやすいことが特徴です。このため、もっとも悪性度合いが高いといわれています。そんな悪性黒色腫に画期的な新薬が登場。詳細を詳しく見ていきましょう。



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悪性黒色腫に画期的な新薬が登場


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悪性黒色腫は早期発見なら治せる

悪性黒色腫はメラニンを作る色素細胞ががん化したと考えられて、メラニン色素を大量に作るのが通常。このため病変部は、黒褐色から淡褐色のほくろやしみのように見えます。

ただし、悪性黒色腫はほくろの細胞ががん化したものではありません。場合によっては、肌色の悪性黒色腫も存在。発生部位は足の裏や手の平であることが多いですが、粘膜も含めて全身にできることもあります。

悪性黒色腫は早期発見できれば手術でほぼ治すことが可能です。しかし、その増殖スピードと転移のしやすさのため、進行すると治すことが難しいといわれています。


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悪性黒色腫に画期的な新薬が登場

そんな悪性黒色腫に画期的な新薬が2014年7月に登場。世界に先駆けて日本で承認された「ニボルマブ」。商品名は「オプジーボ」です。

このニボルマブ、従来の抗がん剤や分子標的薬とは少し趣が違います。免疫チェックポイント阻害剤という新ジャンルの薬で、人間が本来備えている力を助ける、免疫療法を担う本命として期待されているのです。

抗がん剤による治療効果の目安として、腫瘍が半分以上に縮小する奏効率があります。これまでの唯一の抗がん剤だったダカルバジンによる悪性黒色腫の奏効率は10%。10人に1人ということでした。それがニボルマブの奏功率は25~33%。3~4人に1人の効果があるのです。

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