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アルツハイマーが記憶障害を伴う理由とは?

65歳以上の4人に1人が認知症と認知症予備軍といわれています。その認知症の中でも、もっとも多いのが「アルツハイマー病」です。アルツハイマーの最大の特徴は記憶障害にあります。アルツハイマー病のメカニズムを解説しましょう。『林修の今でしょ!講座』で紹介されていました。



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アルツハイマーが記憶障害を伴う理由とは?

アルツハイマー病は脳が萎縮する病気

アルツハイマー病のほとんどは血液検査ではわかりません。症状が進んできたときに、磁気と電波を利用して脳の断面を撮影するMRIによって診断されるものです。

そして、アルツハイマー病は脳がだんだん萎縮していってしまいます。MRI画像で見てみると、健康な人は頭蓋骨に脳が詰まっていますが、アルツハイマー病の人は頭蓋骨内に黒い空間が点在。これは脳が萎縮することで、脳みそのシワがどんどん開いてしまった状態です。

とはいえ、このように明確に差がわかるのはアルツハイマー病がかなり進んだ段階。初期段階ではMRIを撮っても、なかなか差がわかりません。少なくとも脳の萎縮がわかるのは、発症してから15~20年経過してからです。

アルツハイマー病が記憶障害を伴う理由

アルツハイマー病で脳が萎縮してしまう原因は、記憶を伝達する役割を持つ神経細胞の脇にたまってくるたんぱく質「アミロイドβ」にあります。アミロイドβは、脳内の神経を結ぶシナプスを攻撃。シナプスがダメージを受けると、神経細胞の中のたんぱく質「タウ」が蓄積されて、神経細胞が死滅してしまうのです。

そして、神経細胞は記憶を作っている細胞。この細胞が障害を受けることによって、3時間前の記憶を保持できなくなというるわけです。これがアルツハイマー病が記憶障害を伴う理由です。

このように、アミロイドβがアルツハイマー病の真犯人。これが溜まらないようすればよいので、治療の最大のターゲットはアミロイドβが溜まらないようにすること。そのような薬が日夜、開発されていることになります。

■5月13日放送『林修の今でしょ!講座』
【認知症・アルツハイマー病2時間SP】

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