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心筋シートによる治療が保険適用の承認を受けた

重症の心不全患者に自身から採取した細胞をシート状に培養して、心臓に貼って働きを改善するのが心筋シート治療。最新の再生医療ではありますが、高額な治療費がネックでした。その心筋シート治療が今回、保険適用の承認を受けたのです。心筋シートによる治療の普及が進みそうです。



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心筋シートによる治療が保険適用の承認を受けた

心筋シートはテルモのハートシート

中央社会保険医療協議会は11月18日、再生医療を活用した心筋シートの保険適用を承認しました。再生医療製品を迅速に実用化するために2014年11月に改正された医薬品医療機器法の施行後、初の保険適用となります。

今回の保険適用によって、新しい医療技術を用いた心筋シートによる治療が価格面で使いやすくなりました。これによって心筋シートによる治療を含め、最先端の再生医療の普及が進みそうです。

今回、承認されたのは重症心不全の患者自身から採取した細胞をシート状に培養し、心臓に貼って働きを改善する心筋シートです。具体的には、テルモの「ハートシート」という製品になります。

心筋シート治療が多くても数十万円

心筋シートによる治療法を開発したのは大阪大学の澤芳樹教授。大阪大学と照るもが共同で研究を進めてきました。心臓の細胞に極めて近い患者の足の細胞を使って作られた心筋シートを、ダメージを受けた心筋に貼り付けます。

標準的な心筋シート治療に使用される場合の費用は合計で1千万円以上になりますが、保険適用によって患者の自己負担はこの価格の1~3割になるということ。加えて高額療養費制度などがあるため、実際の負担は多くても数十万円に抑えられる見通しです。

このほか、骨髄移植後などに見られる合併症「急性移植片対宿主病」に対するJCRファーマの「テムセルHS注」も保険適用の承認を受けています。こちらは骨髄液から分離した有核細胞を拡大培養して、点滴で静脈に投与される再生医療による治療薬です。

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