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腸内細菌は血液型のように3つのパターンがある

じつは細菌がもっとも多く住むのが腸内です。腸内細菌は食物から栄養素を作るほか、感染症から身を守るなど、人間の健康や病気と大きく関係しています。しかし、菌を1種類だけ取り出して増やすことは難しく、腸内細菌が果たす役割のメカニズムはこれまで解明されていませんでした。



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腸内細菌は血液型のように3つのパターンがある

腸内細菌を集団のまま解析する

それが、DNA配列を高速に解析する「次世代シーケンサー」の登場で状況が大きく変化しました。腸内細菌を集団のまま、全遺伝情報を解析する「メタゲノム解析」という方法が開発されたのです。

研究チームは2007年、健康な日本人13人の腸内細菌を解析し、離乳前の赤ちゃんと大人とでは菌種の組み合わせが大きく異なること、家族内でも組み合わせは必ずしも似ていないことなどを明らかにしました。

2008年には日本や欧米、中国などが参加する国際組織「ヒトマイクロバイオーム計画」が設立され、情報をデータベース化する取り組みが始まっています。

腸内細菌の組み合わせを3分類

この取り組みで明らかになったことの1つが、人間の腸内細菌の組み合わせは血液型のように、大きく3つに分類できるという「エンテロタイプ」説です。

日欧の研究チームは、腸内細菌のパターンをタイプ1~3に分類。それぞれ「ルミノコッカス属」「バクテロイデス属」「プレボテラ属」の細菌が多く含まれています。

日本人やスウェーデン人は8割以上がタイプ1、アメリカ人や中国人は多くがタイプ2、中南米の人はタイプ3に属する人が多いという傾向がわかりました。

現状では、腸内細菌がなぜ3タイプに分かれるのかはわかっていませんが、タイプ別にかかりやすい病気に違いがあるのも事実。将来的にはタイプに基づいて食生活などを変えることで、病気の予防につながるかもしれません。

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