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仙腸関節を動かすAKA-博田法で腰痛が治る理由

腰痛で来院する患者の90%が治っている画期的な治療法があります。上半身と下半身をつなぐ仙腸関節を治療するのです。腰痛の原因となっている仙腸関節の驚きの治療法を詳しく見ていきましょう。『スゴ腕の専門外来SP4』の「超人気の専門外来を徹底取材」で紹介されていました。



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仙腸関節を動かすAKA-博田法で腰痛が治る


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腰痛の大部分の原因は仙腸関節

腰痛の3大原因として挙げられるのは、腰椎の軟骨が飛び出してしまう「椎間板ヘルニア」、神経の通る管が狭くなる「脊柱管狭窄症」、腰椎がズレてしまう「腰椎すべり症」。しかし、これがまったくの誤解だといいます。

腰痛の大部分の原因は仙腸関節です。仙腸関節は、腰を支える腸骨と背骨につながる仙骨の間にある骨盤内の関節。いわば上半身と下半身をつなぐ重要なポイントといえるしょう。

仙腸関節は2ミリほどの範囲を微妙に動くことで、ビルの免震構造のように骨や筋肉にかかる衝撃を吸収しています。そして、転んだり疲れが溜まったりすることで、この仙腸関節が動かなくなる事態が発生するのです。

じつは、これこそが腰痛の原因。その影響で関連する筋肉が異常収縮して、痛みやしびれとなって現れます。これが腰痛のメカニズムです。


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仙腸関節の正常な動きで腰痛が治る

仙腸関節で腰痛を治す治療法は「AKA-博田法」。「AKA」は[ArthroKinematic Approach」の略で、関節運動学的アプローチという意味です。腰痛のおもな原因は関節の機能障害にあると考え、その動きを改善することで治療します。

AKA-博田法が生まれたのは35年ほど前。リハビリテーション医の博田節夫先生が開発し、その効果の高さから当時は大きな話題になりました。しかし、あまりにも習得が難しく、取り組む人が限られていたのです。

AKA-博田法の治療は、仙骨と腸骨に指をかけて関節の状態を診断。それから、ミリ単位で関節の隙間を押し広げます。そして、仙腸関節を滑らせるように動かすことで、正常な動きを取り戻すというものです。腰痛で来院する患者の90%が治っているといいます。

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