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公的保険の対象になった急性中耳炎の検査キット

急性中耳炎は子供が風邪からかかることが多い病気のひとつ。細菌感染などで鼓膜の内側に炎症ができるものです。そんな急性中耳炎ですが、新しい検査法も普及し、有効な薬を早く使えるようになっています。子供の急性中耳炎の治療の最前線を見ていきましょう。



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公的保険の対象になった急性中耳炎の検査キット

急性中耳炎診療ガイドラインが改定

2013年、小児急性中耳炎診療ガイドラインが4年ぶりに改定されました。この改定は、抗菌薬を適切に使うことで、薬が効かない薬剤耐性菌が生まれるのを防ぐことも目的にしています。

抗菌薬の効果を評価する期間は、従来は使用開始から5日間でした。新ガイドラインではそれを3日間に短縮。重症の場合は、最初に使う薬の量をこれまでより増やすとしました。これは、短期集中で細菌を駆逐して耐性菌を生まないようにし、薬の過剰な使用も抑えるのが狙いです。

また、ガイドラインでは2011年に公的医療保険の対象になった細菌の検査キットの活用法を示しています。詳細な細菌検査は、中耳炎の原因菌を特定するのに3日程度かかるものです。

20分で結果が出る急性中耳炎の検査

公的保険の対象になった検査キットは、急性中耳炎の主原因の肺炎球菌の有無を約20分で調べることができるもの。結果に合わせて抗菌薬を選択できるようになるのです。有効な抗菌薬で治療するために、キットで原因を調べる意味は大きいといわれています。

一方、症状をうまく伝えられない幼い子供の場合、保護者が中耳炎の特徴を知っておくことも必要です。急性中耳炎が風邪からかかることが多いこと認識しておきましょう。

子供が耳を何度もさわるしぐさを見せたら、中耳炎を疑ってもよいかもしれません。風邪で診察を受けたら、合わせて耳の状態をチェックして急性中耳炎かどうか診てもらうことも忘れないようにしましょう。

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