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胸痛の原因は痛い場所を指でさせるかで判別する

胸痛がおこると、その原因が心臓にあると思いがち。しかし、胸痛の原因は心臓でないことがほとんど。胸痛の原因は心筋梗塞や狭心症などではなく、帯状疱疹や肋間神経痛などの場合が多いのです。そして、胸痛の原因は痛い場所を指でさせるかどうかで判別できるのでした。詳しく見ていきましょう。



胸痛の原因は痛い場所を指でさせるかで判別する


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胸痛の原因は場所をさせるかで判別

胸痛の原因が心臓にあるとき、痛みの場所を指でさすことができません。心臓の病気が原因の場合、それは内臓の痛み。このため、痛みの場所は「胸のあたり」「このへん」という表現になるわけです。

逆に、胸痛でここが痛いと指でさせる場合は、その神経や筋肉に鋭い痛みがあることを意味します。それは内臓の痛みではなく、筋肉痛や帯状疱疹、肋間神経痛などが胸痛の原因と考えられるわけです。

このように、胸痛の原因は痛い場所を指でさせるかで判別可能。胸痛なのに具体的な場所を指でさせない場合は、心臓に関する重大な病気の可能性があるということです。早急に診察を受けるようにしましょう。


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胸痛の原因が虚血性心臓疾患の場合

胸痛の原因が心筋梗塞や狭心症の虚血性心臓疾患と呼ばれる病気の場合、痛み以外にも特徴的な症状が出るのも判別ポイントになります。

心筋梗塞が胸痛の原因のときの判別ポイントとなるのは、原因不明の冷や汗です。救急医療の現場でも、心筋梗塞の重要な判断材料として利用されています。場合によっては無痛性心筋梗塞というケースもあります。胸痛もなく、いきなり冷や汗をかき始めたときにも注意しましょう。

狭心症が胸痛の原因のときの判別ポイントは、痛みの範囲が胸だけでなく左半身全般におよぶことです。体の左半分の耳の穴からおへそまでのあいだに、ギューッとした痛みを感じたら、胸痛の原因が狭心症である可能性を考えましょう。

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