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偏頭痛が治らないときにありがちな間違い対処法

頭痛が治らないとき、多くの人が独自の頭痛対策を行っていたりします。頭を下げたり壁に当ててみたりマッサージしたりと、頭痛が治らないときの対処法はさまざまです。はたして、それぞれの対処法は理にかなっているのでしょうか? 頭痛が治らないときにありがちな間違い対処法を見ていきます。



偏頭痛が治らないときにありがちな間違い対処法


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偏頭痛が治らないとき風呂はダメ

偏頭痛が治らないときにありがちな対処法に、頭を下げて血液を頭に流すようにすることがあります。しかし、これは医学的には逆効果。頭に血が上ったら、血管が広がるので治らない偏頭痛がもっとひどくなってしまいます。

もう1つ、片側だけに偏頭痛が出たときにその側面を壁に当てて、反対側の手でグッと押し付けるという対処法もありました。こちらは、よくなる可能性のある対処法。こめかみには大きな血管があって、そこが拡張しています。ここを圧迫することで、血管が収縮する可能性もあるからです。

偏頭痛が治らないときに銭湯で体を温めるという人もいました。しかし、これはダメ。お風呂に入って温めると、血管が拡張して余計に悪くなってしまいます。痛くないときにお風呂に入って緊張を解きほぐすのはよいことですが、痛みが始まったらお風呂に入ってはいけません。


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偏頭痛が治らないときは冷やす

お風呂ではなくシャワーで済ませるのがベターでしょう。偏頭痛が治らないときはむしろ、冷やしたほうが血管が収縮して痛みが収まっていきます。保冷材などで冷やすと効果的です。

頭痛が治らないときの対処法で気をつけなければならないのは、緊張型頭痛は「温める」のに対して、偏頭痛は「冷やす」という正反対の対応をすること。タイプに合った対処法をしなければ、逆効果になりかねません。

なかには、緊張型頭痛と偏頭痛の複合タイプの人もいます。その場合は、どちらの頭痛が出ているかを見極めて、それに合った対処をすることが必要です。もし迷った場合は、偏頭痛に合わせて行動したほうが無難です。

というのも、つらさでいえば偏頭痛が治らないほうがレベルが上。偏頭痛に間違って緊張型頭痛の対処をすると、余計に悪くなって追い込んでしまうことになるからです。迷ったときは偏頭痛の対処をするのが正解です。

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