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COPDの症状があるかを自宅でチェックする方法

「COPD」とは日本語では慢性閉塞性肺疾患と呼ばれるもの。COPDの症状は重症化すると、呼吸不全に陥って命を落とすこともあります。そんなCOPDの症状があるかを自宅でチェックする方法を見ていきましょう。用意するのは風船とリップスティックです。『みんなの家庭の医学』で紹介されていました。



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COPDの症状があるかを自宅でチェックする方法


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COPDかどうかは肺活量を調べる

COPDなどの病気になると、肺自体の弾力が低下して、肺が大きく膨張したまま縮まなくなります。すると、吸い込める空気の量が次第に減っていくのです。そうなると必然的に、空気を吐き出せる量も減ってしまいます。

このため、肺活量を調べることで、COPDかどうかを調べることができるのです。そこで、家庭で肺活量をチェックする方法を紹介しましょう。用意するのはゴム風船とリップスティックです。

テーブルの端から20センチの場所にリップクリームを立てます。次に、テーブルの端にあごをつけて風船を口にくわえたら、空気を吸い込んで息継ぎせずに一気に風船をふくらませるのです。風船でリップスティックを倒せればクリアです。


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倒れないとCOPDの症状の可能性

リップクリームが倒れなかった人は、肺が弱っているということ。COPDの症状である可能性もあるので、医療機関を受診したほうがよいでしょう。また、衰えた肺の機能改善に取り組むことも大切です。

衰えた肺の機能を改善する方法の1つが禁煙です。さらに、適切な体重の維持も肺の機能改善には必要になります。そして、もう1つとっておきの方法が、ペットボトル持ち上げ体操です。

たとえばペットボトルを両手に持って、頭上に持ち上げるなどの運動が効果的。とくに、腕をしっかり伸ばすような運動をすると効果があります。じつは、上半身の筋肉は呼吸の補助に大きく関係。上半身を鍛えると衰えた肺機能をカバーできるのです。20回を1セットを1日2セットほど行うとよいでしょう。

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