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「便秘」は体に充満するガスが原因だった!

腸が老化してしまうと、増えてくるのがしつこい「便秘」や「下痢」。なんらかの「便通異常」を抱える人は50代から増え、60台を超えるとその数は右肩上がりで急増します。知らない間に老化が進む「腸」の若返り方法を紹介しましょう。2月25日放送『みんなの家庭の医学』の「若返り&長生きできる!3つの悩み解決SP」で紹介されていました。



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若いころは美しかった大腸の内部も、便秘や下痢などの老化現象を放置していると腸の壁に異変が生じます。腸の壁に穴が開いたように変形してしまう場合もあるのです。最悪の場合、炎症を引き起こして死を招くこともあるといいます。

とはいえ、腸の老化に伴う便秘や下痢の原因はさまざま。薬や運動など腸によいという治療をしても、なかなか改善しないという人も多いのです。もしかしたら、便通異常の犯人は別にいるのかもしれません。そして、それこそが「腸を若返らせる新事実」でもあります。

それは「体内に充満するガスを減らせば腸は若返る」こと。そして、体内に充満するガスとは「水素」と「メタンガス」なのです。じつは、この水素とメタンガスが腸の老化を促進させています。

水素は空気中にも存在する気体で、燃えやすく燃料などにも使われているのは周知のとおり。一方のメタンガスは、身近なところでは家庭用のガスとして使われていますが、自然界では動物や植物が腐ったヘドロなどから発生する気体です。もちろん、正常な人でもわずかに発生しているのですが、大量に発生すると便秘や下痢などの便通異常を引き起こすことが最近の研究でわかってきました。

このガス、腸が老化した人の場合、その発生量は1日になんと50リットルにもおよびます。そして、発生したガスの80%はおならで排出。腸が老化している人は、1日に40リットルもおならをしている計算になります。そして、残りの20%は腸から吸収されて息から排出。場合によっては口臭の原因となることもあるのです。

■2月25日放送『みんなの家庭の医学』
【若返り&長生きできる!3つの悩み解決SP】

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