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インスタントラーメンがまるで生麺に変わるワザ

インスタントラーメンが、まるで生麺のようなモチモチ食感に変わる裏ワザがあります。その裏ワザとは、インスタントラーメンのゆで汁に小さじ1杯の重曹を加えるだけ。パスタやうどんにも応用可能です。『ためしてガッテン』の「仰天!食卓の魔法SP」で紹介されていました。



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インスタントラーメンがまるで生麺に変わるワザ


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インスタントラーメンが生麺に変わる

中華麺特有のコシを出すのが「かんすい」です。かんすいはもともと天然の結晶。とはいえ、天然のかんすいはいまや貴重品。現在は合成のものが使われています。ただし合成のかんすいも家庭ではなかなか手に入りません。

かんすいの成分は、そのほとんどが炭酸ナトリウムです。水と混ぜると炭酸を出す性質があります。そして「重曹」はそれと同じ性質を持っているのです。重曹は、正確には炭酸水素ナトリウムになります。水に溶かすと炭酸ナトリウムと同じ状態になるのです。

さっそくインスタントラーメンをまるで生麺のように変わる裏ワザを紹介しましょう。まずお湯に重曹小さじ半分を加えます。そこに、即席麺を入れて3分ゆでてください。


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インスタントラーメンは生麺を揚げる

ただし、重曹を入れたゆで汁にはえぐみが出てしまいます。ゆで汁は捨て、別のお湯でスープを作って完成です。たったこれだけでインスタントラーメンがまるで生麺のように生まれ変わります。

ここで疑問がわくのは、そもそもインスタントラーメンにはかんすいが入っているはず。そこで重曹はどんな働きをしているのでしょう?

インスタントラーメンは生麺を油で揚げて作られたもの。麺の断面を拡大してみると、無数の穴が空いているのがわかります。この穴にすばやく水分がしみ込んでいくため、インスタントラーメンは短い時間で食べられるわけです。


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揚げられる前のインスタントラーメン

ここで油で揚げられる前のインスタントラーメンの麺の状態を見てみると、グルテンというたんぱく質による網目がしっかり張り巡らされています。これが麺の弾力を生んでいるのです。

また、生麺には中華麺独特の香りもあります。この弾力と香りを作るのがかんすいです。しかし、生麺がインスタントラーメンの工程で高温の油で揚げられることで無数の穴が空くと、グルテンによる網目が崩壊。香りも奪われてしうのです。

ここで登場するのが重曹。重曹は即席麺に空いた穴からスルスルと入り込んで、グルテンの網目を作り直すのです。しかも一度失われた香りも取り戻してくれます。

この重曹によるアレンジ、じつはうどんやパスタなどの乾麺でも威力を発揮。重曹を入れてゆでることで、どちらも中華麺のような麺に生まれ変わるのです。ぜひ一度、試してみてください。

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