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目元のしわが改善した「エクオール産生菌」とは

腸内フローラに近年、さまざまな新発見が見つかっています。なんと腸内細菌の中に美肌やがん予防に関係し、若返りにもつながるという重要な菌があったのです。それが「若返り菌」こと「エクオール産生菌」といいます。実際に目元のしわが改善したのです。『主治医が見つかる診療所』で紹介されていました。



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目元のしわが改善した「エクオール産生菌」とは


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目元のしわが腸内フローラで改善

腸は健康の要。私たちの腸の中には、およそ1千兆個ともいわれる細菌が住んでいます。それがいわゆる腸内細菌です。そして、この腸内細菌には善玉菌や悪玉菌があり、さまざまな種類の腸内細菌がそれぞれグループを作って住んでいます。

その様子が、まるでさまざまな植物が群生する花畑に見えるところから、腸内フローラと呼ばれるようになりました。この腸内フローラのバランスが崩れてしまうと便秘や下痢に始まって、がんや糖尿病になる可能性があります。

その半面、腸内フローラはうまくコントロールすれば免疫力アップやダイエット効果、がん予防など若返りや健康長寿の大きなカギを握っているのです。もちろん、目元のしわなどの改善効果も期待できます。


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目元のしわがエクオールで改善した

そして、目元のしわの改善に効果を発揮するのが、腸内フローラに存在するエクオール酸性菌です。エクオール産生菌は、腸内で大豆イソフラボンを分解してエクオールという物質を作り出します。エクオールは肌の状態を改善するほか、更年期障害の軽減や骨粗しょう症予防、がん予防の可能性があることがわかってきたのです。

実際に、40~60代の閉経後の女性90人に対して、エクオール入りの錠剤を飲む人と飲まない人で12週間、目元のしわを調べた研究があります。その結果、1日30mgのエクオールを摂取した人は、目元のしわが改善したのです。

このエクオールを腸内で作り出してくれる菌こそがエクオール産生菌。若返り菌とも呼ばれる由縁です。このエクオール産生菌は現在、10種類以上が確認されていて、人によってその数や活性度が異なっています。

以前から大豆のイソフラボンには女性ホルモンのような効果があって、がんの抑制効果があると説明されてきました。最近ではそれが、エクオール産生菌の機能によってがんの抑制効果が出ていることがわかってきたのです。

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