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感情調整トレーニングがアルコール依存症の断酒率改善

アルコール使用障害(依存症)の治療に、感情調整スキルを組み込んだプログラムを加えると、通常の認知行動療法だけの場合と比べて断酒率が高まることが、無作為化臨床試験によって示されました。治療終了後12か月にわたって効果が持続した点も注目されます。



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感情コントロール治療がアルコール依存症の断酒率改善

感情調整トレーニングで何が分かったか

アルコール使用障害(AUD)の治療において、認知行動療法(CBT)に「感情調整トレーニング(ERT)」を上乗せしたプログラムを受けたグループは、CBTに健康・生活習慣に関する一般的な教育を組み合わせたグループと比較して、治療終了後の断酒日数の割合(PDA)が一貫して高いことが確認されました。この差は治療終了直後だけでなく、3か月・6か月・12か月後の追跡調査でも維持されており、感情を上手に扱うスキルが飲酒問題の改善に寄与する可能性を示しています。

感情調整トレーニング研究の対象と方法

この研究は、米国で実施されたステージII無作為化臨床試験です。中等度から重度のアルコール使用障害を持つ成人194人が参加し、12週間の外来治療プログラムに登録されました。参加者はコンピューターによる無作為割り付けにより、①CBT+ERT(感情調整トレーニング)グループ、②CBT+HLS(健康・生活習慣教育)グループのいずれかに振り分けられました。HLSグループは、感情調整とは直接関係のない健康全般に関する内容を学ぶ「対照条件」として設けられました。

感情調整トレーニング(ERT)は、感情をじっくり体験する練習、マインドフルネス、苦しい状況への耐性を高めるコーピング(対処)スキルなどで構成されています。治療中は毎日または毎週、ネガティブな気分、飲酒への渇望(クレービング)、マインドフルネスの程度、認知的再評価、飲酒に対する適応的なコーピングなどが記録・評価されました。主な評価指標は「断酒日数の割合(PDA)」と「大量飲酒日数の割合(PHDD)」でした。


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感情調整トレーニング研究の結果

治療終了時および治療後のすべての追跡時点(3・6・12か月後)において、CBT+ERTグループはCBT+HLSグループよりも断酒日数の割合が高い結果となりました。一方、大量飲酒日数の割合については、両グループ間に統計的な有意差は見られませんでした。また、治療終了後の追跡期間を通じて、どちらのグループも断酒率・大量飲酒率の数値に大きな変化(改善・悪化)は見られず、治療効果がおおむね維持されていたことも示されました。

効果が生まれた仕組みを探る分析(媒介分析)では、CBT+ERTグループが治療開始から最初の1週間で「飲酒に対する適応的なコーピング(問題に柔軟に対処する力)」をより早く高めており、それが治療終了時点での高い断酒率・低い大量飲酒率と関連していることが分かりました。ネガティブ感情の変化やクレービング、マインドフルネスなどの他の要因については、明確な媒介効果は検出されませんでした。

感情調整トレーニングの生活への示唆

この研究は、アルコール問題を抱える人々にとって、「感情とどう向き合うか」を学ぶことが回復の一助となり得ることを示唆しています。特に、治療の初期段階で適応的なコーピングスキルを身につけることが、その後の飲酒行動に影響する可能性が考えられます。

ただし、今回の研究は特定の外来治療プログラムの文脈で行われたものであり、結果をあらゆる状況や個人に直接当てはめることには限界があります。アルコールに関する悩みがある場合は、医療機関や専門の支援機関に相談することが選択肢の一つとなるでしょう。

出典

Alcohol, clinical & experimental research(2026 Aug)
Emotion Regulation Treatment for Alcohol Use Disorder: Results of a Stage II Randomized Clinical Efficacy Trial.(PubMedで見る)

本記事は紹介した研究結果を分かりやすくまとめたものであり、特定の症状や病気に対する診断・治療を推奨するものではありません。健康上の不安がある場合は医師にご相談ください。本記事はAIによる翻訳・要約を活用して作成し、公開前に運営者が内容を確認しています。詳細は「制作プロセス開示」「免責事項」ページをご覧ください。

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