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偏頭痛は薬を飲みすぎると慢性化することもある

偏頭痛が薬の飲みすぎで、新型偏頭痛に変化してしまったという症例を見てみましょう。自己判断で頭痛の対処法を間違えて薬を飲みすぎたことによって、偏頭痛が悪化してしまった典型的なパターンです。『みんなの家庭の医学』で紹介されていました。



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偏頭痛は薬を飲みすぎると慢性化することもある

偏頭痛で薬を1錠多めに飲む

新型偏頭痛に悩む女性が、初めて頭痛を感じたのは小学6年のとき。母親も偏頭痛持ちだったため遺伝だと思い、その事実を素直に受け入れていました。

短大を卒業した女性は、地元の企業に就職。技術の専門部署に配属されたため、大学を卒業したばかりの女性には、わからないことばかり。彼女の中で仕事に対するプレッシャーは徐々に大きくなっていきました。

そこに、月に一度決まっておこる偏頭痛が襲います。仕事中に痛くなることを心配して、念のために1錠多めに飲むことにしました。そのうち、弱い自分を見せたくない想いから、症状が出る前から早めに薬を飲むようになります。

そして、半年が過ぎたある朝のこと、また偏頭痛の痛みが襲ってきました。その前々日にも偏頭痛になっていたのに、再び頭痛に襲われたのです。それ以来、頭痛は月に7~8回と頻度を増しておこるようになったのです。

偏頭痛で病院でなく薬局に向かう

そこで彼女が向かったのは、病院ではなく薬局。飲んでいる薬の鎮痛効果がなくなると、また別の市販薬に変えるという行為を続けるようになったのです。これこそが最大の間違い。この薬の飲みすぎが普通の偏頭痛を新型へと変貌させてしまう行為でした。

偏頭痛が大きく変貌を遂げるのは、24歳のとき。突然、それまでに感じたことない激しい頭痛が襲ってきたのです。しかし、病院で診察しても病気の痕跡はまったく見られません。

それ以降も、締め付けられるような痛みは頻度を増して女性を苦しめるようになります。確実な対処法もないまま、ただ痛みが治まるのを待つだけです。そんな辛い日々を送っていました。


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偏頭痛が薬の飲みすぎで慢性化

女性に転機が訪れるのは49歳のとき。たまたま受診した耳鼻咽喉科で、同じ病院の頭痛専門医を受診することを勧められたのです。そしてようやく、長いあいだ女性を苦しめてきた頭痛の正体が明らかになりました。

その病名は「慢性偏頭痛」です。これが新型偏頭痛と呼ばれるものの正体。月に1~2回しかおこらない偏頭痛が月の半分以上、慢性的におこる病気です。

この女性のような偏頭痛持ちが、自己判断で薬の飲みすぎを続けることで慢性化すると考えられています。現在、この女性は頭痛専門医に3年ほど通って慢性偏頭痛から脱却。生活の質が格段に向上しました。

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