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腹圧性尿失禁の手術は20~30分ほどで終了

腹圧性尿失禁とは、くしゃみや咳でお腹にグッと圧力がかかったときに、尿意とは無関係に膀胱にたまった尿が漏れること。軽症であれば骨盤底筋を鍛える体操などで治りますが、重症の場合は手術を行います。とはいえ手術時間は20~30分ほどで、公的保険も適用されるのです。



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腹圧性尿失禁の手術は20~30分

腹圧性尿失禁のスリング手術

腹圧性尿失禁は加齢や出産などで、尿の通り道の「尿道」を支える骨盤底筋群というインナーマッスルが緩むことが原因です。まれに、放射線治療やがんの手術によって、尿道を締める神経が傷つくことが原因となることもあります。

腹圧性尿失禁の治療法は、軽症であれば緩んだ骨盤底筋を鍛える体操や、尿道を締める効果があるとされる薬を使います。太っていると日常的に腹圧がかかるので、肥満もよくありません。

1年以上尿漏れが続き、体操や薬で改善しない場合は、尿道を支えるスリング手術を行います。なお、腹圧性尿失禁の手術は、妊娠・出産を予定している人はできません。

腹圧性尿失禁の手術は2通り

腹圧性尿失禁の手術は足の付け根などを少し切り、専用の器具を使って幅約1センチのポリプロピレン製テープを通します。腹圧がかかって膀胱と尿道が傾いたときに、ハンモックのようにテープが尿道を支え、尿漏れを防ぐのです。

腹圧性尿失禁の手術には、支え方が異なる2通りの方法があります。どちらも手術時間は20~30分ほどで終わります。公的医療保険が使え、入院期間は日帰りから1週間です。4泊5日の入院の場合、自己負担が3割だと約17万円ほどになります。

手術をした日から歩くことができ、体への負担は少ないので、高齢者でも可能です。しかし、手術後1か月ほどは腹圧を強くかけないよう注意が必要。排便時に長くいきまない、重い物を持たない、長時間立ち続けない…など注意しなければなりません。

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