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40代からの医療情報…現役看護師が監修

頭痛薬の飲みすぎが偏頭痛を悪化させていた

本人でないとなかなかわからない「偏頭痛」の痛み。多くの人は、頭痛薬を手放せなくなります。市販薬で効けばよいのですが、それが効かない場合は病院で処方された強い薬を、市販薬と混ぜて飲む人も…。しかし、それがかえって偏頭痛を悪化させていることもあるのです。



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偏頭痛の人は「薬の飲みすぎ」がとくに危険なのです。頭痛になるのが恐いからといって薬を飲み続けると悪循環に陥ってしまいます。度が過ぎると、典型的な「薬物乱用頭痛」となってしまいます。薬を飲みすぎると、脳が痛みに対して敏感になってしまって、余計に痛みを誘発したり、かえって頭痛がひどくなってしまいます。

薬物乱用頭痛とは、鎮痛剤などの飲みすぎで頭痛が慢性化してしまうこと。薬を飲みすぎると脳は痛みに対して過敏になり、反対に薬は効きにくくなってしまいます。そのため、より強い薬に頼って悪循環に陥ってしまうのです。

薬には正しい用量というものがあります。頭痛薬でいえば、月に10回くらいまでが目安です。それ以上飲むと、飲みすぎといえるでしょう。

それでも飲まないと効かない…という人には、病院で処方される「予防薬」を服用するという方法があります。予防薬が脳の過敏性を抑えてくれるので、元の状態の偏頭痛に戻してくれるのです。そうして、鎮痛剤は痛みがひどいときだけ飲むようにすれば、薬が元のように効くようになります。

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