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40代からの医療情報…現役看護師が監修

急増する「大人ぜん息」の症状を知っておく

近年、大人になってからぜん息を発症する「大人ぜん息」が増えています。はたして、それはいったいどんな症状なのでしょうか? 実際の「大人ぜん息」の患者に話を聞きました。思い当たるフシがあれば、すぐに専門医を受信することをおすすめします。『駆け込みドクター!』で紹介されていました。



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大人ぜん息が増えた原因は生活環境

そもそも「大人ぜん息」が増えている一番大きな原因は生活環境、とくに「ハウスダスト」です。ダニやカビ、ほこりといったものが大きく影響します。不衛生な環境というのは、ぜん息を引き起こす一番の大きな原因です。

62歳の女性は、34年前にぜん息を発症しました。その症状は、水の中に頭をつけられて上に出れないまま、呼吸の道が絹糸一本つながっているようなイメージ。そのなかで24時間ずっと過ごさないといけない状態といいます。

原因は不明ですが、新しい家具を購入したのをきっかけに「せき」が出始めました。家具の塗料のせいなのか、やたらと「せき」が出たといいます。我慢できずに近所の病院へ。そして診断は「風邪」。せき止めの薬を処方してもらいました。


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大人ぜん息の典型的な特徴がせき

せき止めを飲んでも「せき」はなかなか治りませんでしたが、風邪のせいだと思った女性はそのまま放置します。しかし「せき」は一向に治る気配がありません。夜中はとくに「せき」が酷かったといいます。女性の症状は日に日に悪化。少し動くだけで息苦しい状態でした。

ついには一日中「せき」がとまらなくなって、最終的には入院。すでに気管は狭まり、ぜん息はかなり悪化していたとか。そのまま放置していたら、呼吸困難で窒息死するところでした。

風邪薬でも「せき」が治らなかったり、夜中から明け方に激しい「せき」が見られたり、風邪のたびに「せき」が長引くのは「大人ぜん息」の典型的な特徴です。思い当たるフシがあれば、迷わずに専門医の診察を受けるようにしましょう。

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■5月18日放送『駆け込みドクター!』
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