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サプリメントでも発症!薬物性肝障害とは?

「なんだか最近、体がだるい」「吐き気がする」…その症状はもしかしたら「薬物性肝障害」かもしれません。これは薬によって引き起こされる肝機能障害です。しかも、薬の飲み過ぎで病院を受診する人はほとんどいません。なおさら注意が必要です。『駆け込みドクター!』で紹介されていました。



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肝臓の処理能力が追いつかずに負担

本来、病気を治すために飲む薬。その薬が原因で肝臓に障害がおきるのです。いったいなぜでしょうか?

薬を飲むと、肝臓で分解されて体に害を与えないように解毒処理が施されて排泄。しかし、肝臓が分解できる量を超えると、肝臓の処理能力が追いつかずに過度の負担がかかってしまいます。すると、薬を無害化できずに「中毒」をおこしてしまうのです。

たとえば頭痛薬などは、飲んでも効かないからといって少しずつ規定量を超えて摂取してしまう人も多いはず。サプリメントなら大丈夫と思っている人や、漢方薬は副作用がないと思っている人も注意が必要です。


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薬に対するアレルギーでも肝障害

薬物性肝障害の症状は、初期では体のだるさや吐き気、食欲不振、腹痛など。さらに症状が進むと、発熱、発疹、かゆみ、目や肌の色が黄色くなる「黄疸」などが現れます。

とはいえ、薬を飲みすぎたからといって受診する人などほとんどいません。むしろ初期では気づきにくい病気です。薬やサプリメントは、用法・用量を守って正しく使いましょう。

また、飲みすぎてなくても「薬に対するアレルギー」をおこして、肝障害を起こす可能性もあります。サプリメントや薬などどんなものも、肝臓が悪くなる可能性があることを知っておきましょう。

■1月19日放送『駆け込みドクター!』
【4人に1人は異常値!?沈黙の臓器…肝臓SP】
肝臓が「沈黙の臓器」と呼ばれる理由とは?

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