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血圧を下げる心房性ナトリウム利尿ペプチドとは

日本の医学界をうならせた新事実が、日常的に海に潜ってる海女さんの血管年齢は平均で10歳以上若いということ。それは、海に潜ることが血圧を下げるからです。海に潜ることがどうして血圧を下げるのでしょうか? 『みんなの家庭の医学』で紹介されていました。



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血圧を下げる心房性ナトリウム利尿ペプチドとは


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血圧を下げる効果で血管年齢が下がる

海に潜ることで血管年齢が下がる理由として、専門家が挙げたのは水圧による血圧を下げる効果です。水に潜ることによって体に水圧がかかると、体の中でANPという「心房性ナトリウム利尿ペプチド」が出ることがわかっています。

つまり、海女さんの血管年齢が若いのは、水に潜ったときの水圧によって分泌されるホルモンであるANPが関係。このANPに血圧を下げる効果があるのです。

円筒形の筒の上下をゴムで覆ったものを水中に入れると、ゴムが内側に大きくへこみます。このように、まわりの水から内側に圧迫する力が水圧です。


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血圧を下げるANPは心不全の治療薬

水に潜ると水圧が私たちの体に加わり、とくに柔らかい手足の静脈が圧迫されます。すると心臓により多くの血液が戻り、心臓の一部が大きく拡張。そのときに、心臓の筋肉から大量に分泌されるのがANPというホルモンなのです。

ANPとは心房性ナトリウム利尿ペプチドの略。心臓で分泌されたANPは全身に送り出されますが、とくに大きな影響を与えるのが腎臓になります。ANPは腎臓に働きかけると排尿を促進。そのときに余分な塩分が体外に排出されるのです。

その結果、血圧を下げる効果で血管を若く保ってくれるというわけ。事実、ANPは血圧を下げることで心臓への負担を減らすため、心不全の治療薬として使われています。ANPは医学界でも認められた血圧改善ホルモンなのです。

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