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バクテロイデスが血糖値を下げる腸内環境のカギ

11年前に糖尿病と診断された男性は、血糖値を下げる腸内環境に取り組むことで血糖値が安定しました。その腸内環境のカギとなるのがバクテロイデス。バクテロイデスは自身の血糖値を下げる働きをする腸内細菌です。『ためしてガッテン』で紹介されていました。



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バクテロイデスが血糖値を下げる腸内環境のカギ


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腸内環境の研究で血糖値が安定

診断時の男性の血糖値は270㎎/dl以上と、インスリン注射で血糖値を下げる必要がありました。しかし、血糖値を下げる腸内環境の研究に参加したところ、血糖値が安定。いまではインスリン注射の量も半分になりました。自分の体が変わってきたことを実感しているといいます。

この男性の診察風景を見てみると、医師と紙を見ながら話していました。どうやら緑の構成要素が増えると、状態がよくなっていることを示しているようです。そして帰るときには、渡されたのが検便キットでした。

じつは便というのは、水分と食べかす、腸の粘膜、腸内細菌で構成されています。腸内細菌とは、乳酸菌や大腸菌などお腹の中にいる細菌のこと。人間には100兆個以上いるとされていて、その重さは1~2㎏にもなるのです。


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バクテロイデスが血糖値を下げる

そして、この腸内細菌には自身の血糖値を下げる働きをするものが存在することがわかってきました。このため、そのような細菌が多いか少ないかを調べているわけです。

ちなみに、血糖値を下げる役割のある腸内細菌は、バクテロイデスの仲間とされています。そもそも私たちの腸内には、たくさんの細菌が存在。これらの細菌はちょっとしたきっかけで、バクテロイデスの仲間になるのです。

そして、このバクテロイデスの仲間が作るのが腸のスイッチ。ある特定の腸内細菌を増やすことで、腸のスイッチは増やすことができるのでした。そのぶんインスリンが多く出るようになるのです。

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