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捻挫の早期治療!!48時間はひたすらアイシング

「捻挫」はスポーツとは切っても切れない関係。しかし軽いケガと考えがちですが、治療の仕方を誤ると後遺症が残ることも少なくありません。捻挫グゼはその典型といえます。捻挫の治療はアイシングが基本。捻挫をして48時間は徹底的に冷やすことが早い回復につながるのです。



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捻挫の早期治療!!48時間はひたすらアイシング

捻挫と骨折の簡易的な見分け方

捻挫の原因は、関節が可動域の限界を超えて動くこと。多くの場合は関節をまたいで付着している靭帯が損傷します。靭帯はロープのように細い繊維を束ねた構造。その一部が切れて伸びた状態から、全部が切れて離れてしまった状態までさまざまな捻挫があります。

症状としては、まず靭帯の周囲に痛みを感じるほか、関節が腫れたり血腫をおこすことも…。じつは捻挫で損傷を受ける組織は、じつは多岐にわたるもの。「靭帯」はもちろんのこと、関節を包むように存在する「関節苞」、さらには「軟骨」や「骨」まで損傷を受けることもあります。

捻挫と骨折の簡易的な見分け方を紹介しましょう。患部と離れた場所で骨を押したときにも痛みがあるのが骨折。関節を動かさないように体重をかけてもあまり痛まないようなら捻挫です。とはいえ、痛みや腫れが強い場合は整形外科を受診するようにしましょう。

捻挫をしたらすぐにアイシング

捻挫をしたときに真っ先にやるべきことは「アイシング」です。ダメージを受けるとその部分の組織は壊れてしまいますが、同時に近くの毛細血管も切れてしまいます。

すると周囲に血液が行きわたらなくなり、壊れていない周囲の細胞が炎症をおこしてしまうのです。そこでアイシングすることで細胞の活性を下げ、周囲の細胞が壊れるのをストップ。いわば冷凍保存するわけです。

患部を心臓より高く上げることも応急措置としては効果があります。患部への血流の下げることで、出血のダメージを抑えることが可能です。

ただし、アイシングのしすぎは凍傷になる危険があるので要注意。基本的には、患部の感覚がなくなってきたらアイシングをやめて患部を高く上げます。そして、感覚が戻ってきたら再びアイシング…というのが最初の治療です。


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捻挫から48時間の治療はアイシング

アイシングする期間ですが、捻挫をして48時間は徹底的に冷やしてください。それが早期治療の近道です。

時間が許す限りアイシングして、患部の感覚がなくなったら中断。感覚が戻ったらまたアイシング…の繰り返し。氷水を入れたビニール袋などで冷やすのが基本ですが、保冷材などを使うのも手軽でオススメです。

血流を抑えるという意味では、アルコールや入浴も避けなければなりません。患部はなるべく動かさないようにして、安静を心がけましょう。

なお、湿布は捻挫の治療にはあまり効果的とはいえません。なぜなら湿布のおもな効果は鎮痛。湿布にはアイシングほどの冷やす効果はないのです。捻挫をしたばかりは痛いので、痛みを鎮める…という意味では有効でしょう。

捻挫の3日目以降の治療は血流アップ

3日目以降は、捻挫による腫れを取り除くために血流をよくすることが大切です。とくに血管を拡張して全身の血流を活性化させることができる入浴がオススメ。アルコールで血流をよくする…という手もあります。

患部の血流をよくするなら、温冷浴が効果的です。冷水による血管の収縮と温水による血管膨張を繰り返すために、単純な入浴よりも効果が高くなります。捻挫をして3日目以降は浴槽で温まったら冷水で冷やす…を交互に繰り返すことで回復を早めてくれるでしょう。

捻挫からの復帰の目安はだいたい2週間ほど。完治までは長くても1か月ほどです。もしこれ以上かかるようなら、靭帯の断裂を疑ったほうがよいかもしれません。整形外科でしっかりと診察を受けましょう。

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