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オプジーボによるメラノーマ治療で重症筋無力症

厚生労働省は、皮膚がんの一種であるメラノーマの治療薬「オプジーボ」について、製造販売元の小野薬品工業に対して薬の使用上の注意を改訂して、医師らに注意を呼びかけるよう指示しました。オプジーボの副作用によって重症筋無力症を発症し、患者1人が死亡したことが理由です。



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オプジーボによるメラノーマ治療で重症筋無力症

オプジーボの副作用で重症筋無力症

オプジーボは、これまでの抗がん剤とは違ったアプローチでがんを退治する治療薬。それが免疫を活性化させるというアプローチです。

一方で、オプジーボには免疫が過剰になって正常な組織にも影響を与えてしまう副作用があります。これまでは重大な副作用として間質性肺炎や肝機能障害、甲状腺機能障害、大腸の炎症などが報告されていました。

今回、オプジーボを投与された患者が発症して死亡したのは、全身の筋力が低下する重症筋無力症。このため厚生労働省が、使用上の注意の改訂を製造販売元に指示したわけです。

オプジーボの使用上の注意に追記

オプジーボの使用上の注意に関して、具体的には過度の免疫反応に起因すると考えられるさまざまな疾患や病態があらわれることなどを追記。過度の免疫反応による副作用が疑われる場合には、副腎皮質ホルモン剤の投与を考慮することを記載するよう指示されました。

また、オプジーボの「重大な副作用」の欄には重症筋無力症と筋炎、大腸炎重度の下痢を追記するよう指示されています。

なお、2014年7月に承認されたオプジーボは、もともとオプジーボが使える医療機関には条件が付けられていました。皮膚がんの指導専門医がいることや、間質性肺炎などの副作用に対応できる診療科との連携がとれることなどです。

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