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血便の原因が大腸がん…と思ったときの対処法

便秘や下痢を繰り返したり、血便や下血があると頭をよぎるのが「大腸がん」です。痔だから…と自分に言い聞かせても不安は増すばかり。不安を解消するためには何をすればよいのでしょう? 血便の原因が大腸がんかもと思ったときの対処法を紹介していきます。



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血便の原因が大腸がん…と思ったとき


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血便の原因が大腸がんの場合

そもそも大腸がんとは、結腸と直腸に発生するがんの総称です。がんの発症率などの統計では結腸がんと直腸がんと別々に表記されることが多いので目立ちませんが、合計すると日本人に大腸がんが増えていることがわかります。

男女比では男性に多いのですが、直近では女性の大腸がんが増加中です。女性の大腸がんの死亡率はここ20年で2倍以上に増加。2003年以降はがんの死亡率ナンバーワンになっているのです。

大腸がんは早期発見できれば、ほとんど治ります。しかし、早期発見する段階では自覚症状はほとんどありません。このため、40代になったら大腸がん検査を受けることが大切なのです。

血便や便通異常などの症状が大腸がんが原因でおきている場合、がんはすでに進行している状態。肝臓や肺に転移しているケースも多くなります。この状態になると、2~3割は助かりません。


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血便があるときは大腸内視鏡検査

このため、血便などがある場合は大腸内視鏡検査をすぐに受けるべきでしょう。早期がんを見つけるには、大腸内視鏡検査がもっとも有用だからです。

大腸内視鏡検査は、肛門から130cmの内視鏡カメラを挿入して盲腸まで入れ、腸管の様子をモニターで診断するもの。必要があれば治療をしながら肛門まで戻ってきます。

検査にかかる時間は、一般的には15~30分ほど。ただし、その技量は担当医師によってさまざまです。比較的まっすぐな食道や胃と違い、大腸は湾曲したりうねったりしているうえ、約1.5mと長いからです。技量の高い医師であれば、ほとんど痛みは感じません。

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