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まぶたの腫れは高脂血症のサインかもしれない

まぶたの腫れはもしかしたら高脂血症のサインかもしれません。まぶたの目頭に近い場所に黄色い隆起ができることがあります。これは黄色腫と呼ばれるもの。高脂血症を疑うサインなのです。黄色腫と高脂血症の関係を見るとともに、その治療法を詳しく見ていきましょう。



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まぶたの腫れは高脂血症のサインかもしれない


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まぶたの腫れは黄色腫かもしれない

黄色腫は、上まぶたの内側部にできる黄色の扁平な腫れ。痛みやかゆみはありません。黄色腫の本体は、脂質を多量に取り込んだ泡沫細胞が真皮内に浸潤したもの。このため、高脂血症の人に出現することが多いのです。

高脂血症は血液中に脂肪が増えた状態のこと。なかでもコレステロールと中性脂肪が増えた状態のことで、動脈硬化を促進してしまいます。

黄色腫は美容的に外科的な処置で治療することが可能です。しかし、高脂血症を改善しない限りは再発する可能性もあり、体質を改善するのが正しい対処法といえるでしょう。


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高脂血症の改善の第一歩は肥満の解消

高脂血症の改善の第一歩は肥満の解消です。肥満度の指標にはBMIがよく使われます。肥満の判定基準では「18.5以上25未満」がベスト。BMIが22前後の人がもっとも病気にかかりにくいといわれています。

BMIは体重(kg)を身長(m)の2乗で割った数値です。180cmで70kgの人は「70÷(1.8×1.8)」となり、BMIは「21.6」となります。

最近では腹囲が肥満の指標として脚光を浴びています。体脂肪は皮膚の下につく皮下脂肪と、内臓のまわりにつく内臓脂肪の2種類。腹囲が男性で85cm以上、女性で90cm以上の場合は、内臓脂肪過多の危険信号です。

肥満を解消するには脂肪の多い食べ物と塩分を減らし、野菜類とカルシウムの多い小魚などを増やします。間食・夜食・早食いの習慣をやめて、よく体を動かすようにすることも大切です。

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