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東洋医学の薬は自然物質だが西洋医学は化学物質

東洋医学と西洋医学の違いを単純化すると、ある症状に対してそれを抑えるための化学物質を摂取するのが西洋医学。一方の東洋医学は、ある症状を抑えるための自然物質を摂取するものです。とはいえ、これはあまりに単純化しすぎた話。東洋医学と西洋医学の違いをもう少し詳しく見ていきましょう。



東洋医学の薬は自然物質だが西洋医学は化学物質

西洋医学は人体をパーツで捉える

西洋医学は基本的に、解剖学や生理学をベースに人体をパーツとして捉える学問。そのうえで、病巣と人体を分けて考え、それぞれの部分に効果的な物質や治療法を選択して行きます。

そして、西洋医学で使用する薬はいわゆる化学物質です。単一の精製物で自然界に直接存在するものではありません。その物質がどのように体に作用するかの基礎研究を行い、中毒をおこさない範囲で効果を出すことを目的としているのです。

西洋医学はそのために長い時間をかけて実験を行っています。基本的に西洋医学の薬は部分の症状や不具合を抑えるためのものであり、全体の免疫や治癒力を促進する効果はありません。

東洋医学は人体をトータルで診る

一方の東洋医学は、病気を身体全体の不調和と捉えて正しく整えるのが目的です。人が本来持っている病気と闘って治す力である自然治癒力を高めることに重点を置いています。

東洋医学で使用する薬は、自然界に存在するものを人体への作用から分類することを基本としていることが特徴。患者の体力や気力、身体の歪みの程度に従って、過去2千年の臨床実践データに基づいて処方します。

また、東洋医学では「養生」といった独自の発想があり、治癒を促すための食事や生活についての取り決めがあります。西洋医学は人間の身体をパーツとして切り分けますが、東洋医学は人体をトータルで診ているわけです。

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