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「人工透析」やめる決断!手順が制定された

「人工透析」は腎機能が低下した人の治療法。透析器により血液をろ過して、出なくなった尿のかわりに不要な水分を取り除きます。しかし、全身の状態が悪くなると効果が落ち、体にも負担がかかるもの。透析を始めないことや、中止することを選べるようにする提言を日本透析医学会がまとめました。



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日本透析医学会が3月にまとめた提言では、人工透析の開始と継続を決める手順を制定。患者の意思が明らかで全身状態が極めて悪い場合、医師や看護師らのチームと共同で方針を決めるとしました。

透析を始める際には、どのような状態になったら中止を希望するのか、「事前指示書」であらかじめ意思表示できることを患者に説明することも求めています。チームは透析治療の長所や危険性、病状を患者が正しく理解できるように伝え、患者らの疑問にていねいに返答。

患者に判断能力がない場合は、本人による指示書があるか、家族が患者の意思を推定できれば、それに従います。合意内容を書面にし、透析をしなかったり、中止したりする「見合わせ」を決めるのです。

こうした手順を決めた背景には、透析患者の高齢化があります。心筋梗塞や脳血管障害といった持病のある患者が増え、透析によって生活の質がよくなるのかどうかの判断が難しくなっているのです。透析を見合わせる場合のルールがほしいという声を受け、5年前から学会が議論してきました。

日本老年医学会が2012年に胃ろうなどの人工栄養の中止も選択肢とする指針をまとめており、透析医学会の提言はこれに続く形です。

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