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40代からの医療情報…現役看護師が監修

感染経路が特定できない肺マック症の症例とは?

神奈川県に住む63歳の女性は、55歳のときに肺マック症を発症しました。その具体的な症例を見てみましょう。まずは、小さな咳と痰がでるようになったという女性。しかし、ただの夏風邪と判断して、市販薬を飲んだだけで病院へ行かなかったのです。『主治医が見つかる診療所』で紹介されていました。



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感染経路が特定できない肺マック症の症例とは?

肺マック症は細菌が原因でおきる

当時、30年間続けた看護師を引退したばかりだった女性。それまで健康管理を徹底してきたという自身から、自分が重い病気にかかるはずはないとすっかり思い込んでいました。

ところが、それから一週間が過ぎたころ、女性の体にさらなる異変が現れたのです。それまで小さかった咳が、強く激しい咳へと悪化。夜寝ていても激しい席で目が覚めて、睡眠もろくにとれないほどだったといいます。

明らかに症状がおかしいと感じた女性はようやく病院へ。そこで呼吸器専門医の診断を判明したのが、毎年1万人ずつ患者数が増えているという肺マック症でした。肺マック症とは、マック菌と呼ばれる細菌が原因でおきる病気です。

マック菌とは「Mycobacterium Avium Complex」の略になります。このマック菌が呼吸によって肺に入り込んで組織を破壊。これにより呼吸機能が著しく低下するのでした。

肺マック症の患者が20万人に急増

しかも重症化すると呼吸機能が低下して、最悪の場合は死に至るケースもあるほど。肺マック症の患者数は急増しており、40年前は数百人程度だったのがここ数年は毎年1~2万人ずつ増加。現在では20万人にも達しています。

そして、肺マック症の怖ろしいところが、患者自身はもちろん、医師でさえもどこで感染したのかを特定するのはほぼ不可能ということ。というのも、マック菌は身のまわりにある水や土の中などのどこにでも生息しているからです。

浴室のシャワーや浴槽などの家庭内の水回りや、庭遊びや砂場遊びなどの土いじりから、体内に入り込むといわれています。このように感染源が非常に多岐にわたるため、いつ誰が発症してもおかしくないのが肺マック症です。

また、この肺マック症は、一度発症すると完治することは難しく、一生治療を続けなければならない場合もあります。女性の場合は2年間の投薬治療の結果、現在では肺マック症の症状が治まっているといいます。

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