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40代からの医療情報…現役看護師が監修

骨粗しょう症は「母から娘」に遺伝する病気

「骨粗しょう症」の患者数はいまや1300万人。じつは「骨粗しょう症」になりやすいタイプがあることが判明しました。3月5日放送『ためしてガッテン』の「30代で骨粗しょう症!?意外な真犯人&驚きの新薬」で紹介されていました。



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熊本市に住む43歳の女性は、これまで大きな病気もなく過ごしてきました。ところが半年前、衝撃的な出来事に遭遇します。それは骨折で入院していた祖母のお見舞いに行ったときのことです。

たまたま病院で「骨密度測定しませんか?」というポスターを見かけた女性。軽い気持ちで検査を受けたところ「骨粗しょう症」と診断されたのです。下手をすると50歳くらいで骨折して、寝たきりになる可能性がある…とまでいわれました。

このとき、女性の骨密度は「69%」。「80%以下」で骨量減少、「70%以下」で骨粗しょう症ですから、完全にアウトです。とはいえ、女性には思い当たるふしがありません。自身が管理栄養士の資格を持っているため、食事も栄養のバランスよく摂っています。

じつは「骨密度を左右する要因」がわかっています。それは「やせ型」であることです。これは体重による負荷が骨細胞にかかりにくいことが要因。また、脂肪が少ないため、脂肪に蓄えられる骨を強くする女性ホルモンが少ないこともあります。

さらに「母親の骨密度」も大きく影響します。母から娘への骨密度の遺伝はじつに「6割」にも及びます。

この女性は若いころからダイエット知らずのやせ型。そして、骨折した祖母だけでなく、女性の母親も骨粗しょう症の治療を受けていました。このように、骨粗しょう症にはなりやすいタイプが存在していたのです。

■3月5日放送『ためしてガッテン』
【30代で骨粗しょう症!?意外な真犯人&驚きの新薬】

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