ナイス!シニア
40代からの医療情報…現役看護師が監修

卵巣に腫瘍が見つかったのが妊娠中だったら?

卵巣は親指の先ぐらいの大きさで、子宮の両側に1つずつあります。卵巣はさまざまな腫瘍ができやすい臓器。もし妊娠中に卵巣に腫瘍が見つかった場合、どのように対処すればよいのでしょう? 卵巣にできた腫瘍のサイズや良性か悪性かで、その対処は大きく変わります。



スポンサーリンク
卵巣に腫瘍が見つかったのが妊娠中だったら?

卵巣の腫瘍の状態は超音波検査

卵巣にできた腫瘍が小さい場合は、無症状のことがほとんど。卵巣腫瘍の90%は良性で、10%が悪性といわれています。悪性の卵巣がんは50代前後のシニア世代によく見られるもの。良性と悪性の中間の「境界悪性」もあります。

卵巣の腫瘍の状態は、超音波検査で詳しく調べることが可能です。MRI検査は、良性か悪性かの判別が難しいときに実施されます。

とはいえ、MRI検査はX線を使っていないため、被曝することはありません。妊娠14週以降で造影剤を使わなければ、妊婦や胎児にも問題ないと考えられています。

卵巣の腫瘍が5cmを超える場合

妊娠初期に多い卵巣の腫瘍は「ルテイン嚢胞(のうほう)」と呼ばれる良性の腫瘍です。たいていは妊娠16週までに自然に消えます。良性の腫瘍は血や水などが溜まったもの。5cm以下ならば、そのまま出産しても問題はありません。

卵巣の腫瘍の大きさが5cmを超えると、卵巣を支えている靱帯がねじれたり、卵巣が破裂したりする危険性があります。この場合、検討するのが腫瘍を摘出する手術。胎盤ができる12週以降に行うのが一般的です。

腫瘍が悪性でも、妊婦の卵巣がんは進行していない場合がほとんど。がんがまわりの臓器に広がっていなければ、手術や抗がん剤治療を受けても出産できる可能性は残ります。

■「卵巣の腫瘍」おすすめ記事
卵巣がん検査を閉経後のシニア女性が受ける理由
子宮内膜症のチェックで卵巣がんを早期発見する

この記事をシェアする


あわせて読みたい記事

    関連する記事は見当たりません。