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卵巣がん検査を閉経後のシニア女性が受ける理由

シニア女性が気をつけるべき病気が「卵巣がん」。50代以上が患者の77%を占めています。しかも、死亡率は40代以下の9倍以上。そんな卵巣がん検査を閉経後でも受けなければならない理由とは? 『みんなの家庭の医学』の「いま気をつけるべき病」で紹介されていました。



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卵巣がん検査を閉経後に受ける理由


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卵巣がんは死亡率が高い

子宮の左右に1つずつ付いている卵巣が、何らかの原因でがん化する病気が卵巣がん。進行がとても速いこともあって死亡率が高いことで知られています。この卵巣がんを誘発する病気として、子宮内膜症が注目されています。

子宮内膜症は、日本人女性の約260万人が患っている病気。本来は子宮の中にしか存在しないはずの子宮内膜が、卵管を通って子宮以外の場所に飛んで移植。そこで子宮内膜と同じように活動する病気です。

子宮内膜症になると、生理のたびに子宮以外の場所に飛んだ子宮内膜からも出血。そのたびに子宮内膜で炎症がおこり、臓器と臓器を癒着させたりするのです。


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閉経していても卵巣がん検査

そして、この子宮内膜がもっとも飛びやすい場所が卵巣。しかも、いったん卵巣にできた子宮内膜は、閉経したあともそのまま生き続けるのです。

これが原因となって閉経したあとも卵巣が、がん化する場合があります。実際、卵巣がんの18%から卵巣内に子宮内膜症が見つかっているほどです。

だからこそ、生理時に少しでも痛みがある人は卵巣がんに要注意。閉経していても、以前に月経痛を感じていた人は、卵巣がん検査をするとよいでしょう。

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■『みんなの家庭の医学』
【いま気をつけるべき病】
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