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脳卒中後のめまいと吐き気は神経回路の異常

脳卒中患者に頻繁に見られるめまいや吐き気について、脳画像解析により、小脳と視覚中枢を含む広範なネットワークの障害が関連していることが明らかになりました。従来の重症度評価では捉えられていなかったこれらの症状の神経基盤が、より詳しく理解されました。



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脳卒中後のめまいと吐き気は神経回路の異常

小脳と視覚中枢のネットワーク障害がめまいと関連

脳卒中患者に見られるめまいと吐き気(眩暈)は、小脳と脳幹、さらに視覚情報を処理する後頭葉を含む広範な脳ネットワークの障害と関連していることが明らかになりました。特に、複数の感覚システムが協調して機能する領域での障害が重要な役割を果たしていることが示唆されました。

脳卒中患者の脳画像を詳細に分析

この研究は、脳卒中患者484人を対象とした臨床試験のデータを後ろ向きに分析したものです。全患者が症状発症後7日以内にMRI検査を受け、入院時に脳卒中の重症度が評価されました。患者の約3分の1(157人)が脳卒中発症時にめまいを訴えていました。

研究者らは、脳梗塞の場所と機能的なつながりがめまい症状とどう関連しているかを調べるため、「病変症候マッピング」と「病変ネットワークマッピング」という高度な画像解析技術を使用しました。これらの手法により、脳の異なる領域が脳卒中によってどう影響を受けたかが詳細に把握できます。


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小脳と視覚中枢の損傷パターンが明確

脳卒中の位置によってめまいの発症率に大きな違いがありました。小脳や脳幹など脳の下部(後頭蓋窩)に障害がある患者では58%がめまいを報告した一方、大脳など上部(上頭蓋窩)の障害では22%にとどまりました。

めまいを訴えた患者には、女性が多く、また視野の片側が見えなくなる症状(半盲)がより頻繁に見られました。画像解析の結果、左側の小脳の複数の領域(特にロブルVI、クルスI-II、VIIb、VIIIaと両側ロブルIX)と、脳幹の領域がめまい症状と関連していることが判明しました。

さらに詳しいネットワーク解析では、めまいは左側優位の小脳領域、脳幹、そして視覚処理に関わる後頭葉領域(後頭極、舌状回、紡錘状回)を含む広範なネットワークの障害と関連していることが明らかになりました。このネットワークは、脳卒中の位置の違いや年齢、性別、病変の大きさなどを考慮しても一貫していました。

興味深いことに、症状の種類によってパターンにわずかな違いが見られました。回転性めまい(眩暈)は脳の中央部分の小脳(小脳虫部)とより強い関連を示し、体が揺れるような感覚(動揺性めまい)はより広い小脳領域の障害と関連していました。しかし全体的なネットワークパターンは小脳を中心としており、基本的には類似していました。

めまいの診断との卒中治療の向上に期待

本研究により、脳卒中後のめまいと吐き気が、複数の脳システムの協調的な機能障害によって起こることが示されました。視覚、前庭系(バランス感覚)、多感覚統合といった異なるシステムが小脳を中心に関わっていることです。

従来、脳卒中の重症度評価に使われる標準的なスケールではめまいが十分に評価されていなかった可能性があります。本研究の知見は、今後のめまい患者の診断評価と治療法の開発に役立つ可能性が指摘されています。脳卒中患者がめまいを経験する場合、その症状がどの脳領域の障害に由来するのかを理解することで、より適切な診断と治療戦略の確立につながることが期待されます。

出典

Journal of neurology(2026 Aug 12)
Neuroanatomical correlates of stroke-related dizziness and vertigo: secondary analysis from the INSPiRE-TMS trial.(PubMedで見る)

本記事は紹介した研究結果を分かりやすくまとめたものであり、特定の症状や病気に対する診断・治療を推奨するものではありません。健康上の不安がある場合は医師にご相談ください。本記事はAIによる翻訳・要約を活用して作成し、公開前に運営者が内容を確認しています。詳細は「制作プロセス開示」「免責事項」ページをご覧ください。

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