ネーミングだけで中身を変えず大ヒットした商品
商品の中身を変えることなく、商品名や宣伝文句などネーミングだけで商品が爆発的に売れる事例はたくさんあります。じつは「おーいお茶」で知られる伊藤園の緑茶は、ネーミングを変えただけで売上が6倍以上になったのです。『世界一受けたい授業』で取り上げられていました。
ネーミングで高級感を連想させる
伊藤園の缶入り緑茶は、中身をまったく変えていないのにネーミングを変えただけで、売上が6倍以上になりました。どんな名前に変更したのかというと「おーいお茶」です。
おーいお茶は、それまで「煎茶」という商品名でした。年間6億円ほどの売上が、ネーミングを変えただけで40億円に跳ね上がったのです。
ネピアの柔らかな肌触りが特徴のティッシュペーパーも、中身はまったく変えていないのにネーミングを変えて売上が飛躍的にアップしました。それが「鼻セレブ」です。
鼻セレブは、それまで「モイスチャーティッシュ」という商品名。高級感と柔らかな素材を連想させるネーミングとなったわけです。
ネーミングを変えて売上が34倍
レナウン抗菌効果をウリにした靴下は、ネーミングを変えて売上が34倍に伸ばしました。誰もが聞いたことのある「通勤快足」です。
それまでは「フレッシュライフ」という商品名。年間8千万円ほどに落ち込んでいた売上が、ネーミングだけで27億円まで伸びて大ヒットとなりました。
最後にネーミングではありませんが、大正11年にカルピスが出した初めての新聞広告で使われた名コピーを紹介しましょう。それが「カルピスの一杯に初恋の味がある」です。「初恋」という言葉さえはばかれる時代に、日本中に広まった名コピーでした。
この記事をシェアする
あわせて読みたい記事
-
関連する記事は見当たりません。