24時間換気のマンションが増えているワケ?
築浅マンションを見ていると、強制的に24時間換気をしている物件ばかり。じつは「家を24時間換気すべし」という法律があるのをご存じですか? 2003年(平成15年)の建築基準法の改正により、それ以降に建てられたマンションは、24時間強制的に換気することになっています。
だいたい2時間ほどで、家の中の空気が入れ替わる「計画換気」をするように義務付けられています。これは、家の建材から化学物質が出ることがあることから、「シックハウス症候群」などの健康被害を重視したものです。
たとえば、夏に旅行に行くからといって窓を閉め切った状態で帰ってきたとき、そうした有機物質の濃度は約30倍にもなっているとか。
「24時間換気」以外にも効果を発揮するのが「観葉植物」です。「徐薬品作用」があるといわれています。観葉植物は、家の中をキレイにしてくれるのです。
もともと、人間と植物とは一緒に生活していたもの。人間や動物が出したりするものを、植物が利用するという相互補完関係があるのです。その典型的な例が「エチレン」です。これは植物ホルモンと呼ばれていて、果実などが成熟するには欠かせないホルモン。人間にとっては有害であっても、植物にとっては大切な要素なのです。