ナイス!シニア
40代からの医療情報…現役看護師が監修

ヒートショックプロテインで体力の限界が上がる

ヒートショックプロテインとは、その名のとおり「熱(ヒート)という刺激(ショック)を与えることで増加するタンパク質(プロテイン)」のこと。基本的には熱いお風呂に入ることで増やすことができます。じつは、ヒートショックプロテインを増加させることで、体力の限界を上げることができるのです。



ヒートショックプロテインで体力の限界が上がる

ヒートショックプロテインは修理屋

ヒートショックプロテインは、人間をはじめとするほとんどの生物の細胞内に存在すしています。ヒートショックプロテインはさまざまな外的要因によって傷ついた細胞内のタンパク質を修復。「タンパク質の修理屋さん」とも呼ばれています。

ヒートショックプロテインは人間の場合、体温を平熱から1~2度上げると増加。ヒートショックプロテインは増加することで、免疫力が増強されることがよく知られています。

ヒートショックプロテインで免疫力が増強するメカニズムは、風邪のウィルスを退治する免疫細胞をヒートショックプロテインが活性化させるため。風邪など予防効果が期待できます。また、風邪のウィルスが体のタンパク質にダメージを与えても、ヒートショックプロテインがすぐに修復。早めの回復が期待できます。

ヒートショックプロテインの湯音

じつは、ヒートショックプロテインによって体力の限界が上げることも可能です。これは運動によって体の中に溜まる疲労物質が細胞内のタンパク質へ与えるダメージを、ヒートショックプロテインが運動しているそばから修復するため。体力の限界が上がって、結果的に運動パフォーマンスが向上するのです。

実際にヒートショックプロテインを効率的に増やすにはお風呂を利用します。とはいっても、40~42度の熱めのお湯で10~20分浸かって、しっかり体を温めるだけ。湯温が42度なら10分間、41度なら15分間、40度なら20分間が目安です。

ただし、毎日続けてしまうと体が熱に慣れてヒートショックプロテインが増加しづらくなります。また、ヒートショックプロテインの効果が最大になるのは入浴した2日後。その前後1~3日ほど効果が持続します。このため、入浴によってヒートショックプロテインを増やすのは週に2回程度が有効です。

この記事をシェアする


あわせて読みたい記事