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便秘の原因は大ぜん動がおこらないことにあった

便秘の原因は大腸の動きにあります。大腸の動きを取り戻すことができれば、がんこな便秘の8割が改善するのです。そんな大腸の動きで注目すべきが「大ぜん動」と呼ばれるもの。じつは便秘の原因は、この大ぜん動がおこらないことにあるのでした。『ガッテン』で紹介されていました。



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便秘の原因は大ぜん動がおこらないことにあった


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便秘の原因は寝る直前の食事にある

もともと大腸はぜん動運動することで知られています。ぜん動運動は、大腸の壁から栄養や水分を効率よく吸収しようと食べ物を動かす運動です。内容物は動く距離はだいたい2~3cmほどになります。

一方、大ぜん動は私たちが夜寝ているあいだに、ほんの短い時間にしかおきない現象。大腸が昼間に見せるのとは違う、腸ダイナミックな動きなのです。あたかも歯磨きのチューブをグイっと絞るような動きになります。

しかし、大腸はとてもデリケートな器官。ちょっとしたことで大ぜん動がおきなくなることがあります。たとえば、夜寝る直前に食事をするのはNG。お腹が空っぽでないと、大ぜん動はおきてくれません。これが便秘の原因となります。


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便秘の原因は不規則な生活にある

大ぜん動がおきなくなる一番の原因は、熟睡できていないこと。脳がしっかり眠っていないと、大腸は目を覚ましてくれません。不規則な生活が便秘の原因となるわけです。

また、大腸のガスも大ぜん動を止める原因です。大腸のガスは口から入る空気以外にも、腸内細菌が食物を分解する際に出すものがあります。この腸内細菌が出す水素やメタンには大腸の動きを遅くさせる働きがあるのです。

しかも、便秘になると腸内細菌が便に触れている時間も増加して、ガスがさらに発生。ますます大ぜん動がおきなくなって、便秘の負のスパイラルがおきてしまいます。このように便秘の原因は大ぜん動がおこらないことにあるのでした。

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