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リオ五輪・柔道代表の羽賀龍之介の勝てない日々

強さを誇った日本柔道の象徴が重量級です。その100㎏級を担うといわれているのがリオデジャネイロ五輪代表の羽賀龍之介選手。しかし羽賀選手は2年前まで、外国勢のパワーに圧倒され、勝てない日々が続いていたのです。『ミラクルボディ』で紹介されていました。



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リオ五輪・柔道代表の羽賀龍之介の勝てない日々


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羽賀龍之介は負けての繰り返し

羽賀龍之介選手の不調の背景には、何度も怪我を繰り返してきた左肩の不安がありました。手術はしたものの、再発の恐怖心から思い切って技をかけられなくなったいたのです。本人も「肩の怖さが残っていた」と振り返ります。

「関節内は修復しているにもかかわらず、内股をかけられなくなったりした」とか。「本当にそのときは苦しかった」と話します。「いくら練習しても、練習ではできても試合では怖くては入れないようになってしまった」のです。

ロンドン五輪のあと、日本代表のコーチに就任したのが鈴木佳治選手。当時の羽賀選手を間近で見て「常に外国の選手に負けて負けて負けての繰り返しだった」と振り返ります。


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羽賀龍之介に熱さが感じられない

鈴木桂治選手いわく「正直、まったく世界一になるとは思っていなかった」とか。「羽賀龍之介という選手は、たぶん強くはならないだろうと思っていた」といいます。

羽賀選手に中学生のころから目をかけていた井上康生選手の目にも、精彩なく映っていました。「なにか大きな壁が立ちはだかったときに、脆さというものが出てくる」といいます。

「人間ですからケガをしたり調子が悪いときは落ち込んでしまったりする部分はありますが、その部分が非常に大きかった」と井上康生選手は振り返ります。「格闘技の中で非常に重要な激しさというか、どう猛さとか熱さというものが、もう一つ感じられない時期があった」といいます。

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